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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■受難と十字架 / 関根弘興

2014年04月14日 | Weblog
2014/4/14放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。

 十字架、あなたはこのことばを聞いて何を想像しますか? それはもともとは史上最悪の死刑の道具でした。両手両足を釘で打ち付けられ、激痛と飢えと渇きの中で死ぬまで放置されるんです。その十字架にイエス様は磔(はりつけ)にされ処刑されていきました。

 なぜイエス様は十字架につけられたのでしょう。イエス様は当時の宗教家たちの心のあり方や偽善的な生き方を指摘しました。またイエス様は「わたしと父とは一つです」(ヨハネ 10章30節)と言われ、「父なる神様と自分は一つである」、こう言ったもんですから、ユダヤの当局者たちは、神への冒瀆だ!、と捉えたのです。こんな男は生かしておく訳にはいかない、死刑だ!、となった訳ですねえ。 

 彼らはユダヤの地方を管轄していたローマ総督ピラトのもとに行き、死刑の許可を求めたんです。当時ユダヤはローマに支配されていましたから、死刑の執行の権利が与えられていませんでした。でも例外があったんです。それは自分たちの宗教的な理由がある場合は自分たちで死刑が認められていました。ですから彼らはわざわざピラトのもとに連れていかなくても、イエスは神を冒瀆(ぼうとく)した!、と言って石打ちの刑にすることもできたはずです。しかし彼らはピラトのもとに行って処刑するように願ったんです。つまり、イエスは宗教的な罪だけではない、ローマ政府が死刑にすべき罪を犯したのだ、と言い張った訳です。

 しかしピラトは、ローマの法律に照らし合わせてもイエス様に何の罪も見つけることができませんでした(参照 ルカ 23章4節、ヨハネ 19章4節)。しかし人々は、「十字架につけろ! 十字架につけろ!」(マタイ 27章22節、23節参照)と叫び続けたんですねえ。結局ピラトはイエス様を十字架刑に引き渡してしまいました。

 イエス様が十字架につけられた場所はゴルゴタという場所でした(マタイ 27章33節参照)。日本語に訳すと「どくろ」という大変ぶきみな名前ですね。ここでイエス様は両手両足に釘を打ち付けられて処刑されたんです。罪がない方が十字架につけられる。これがイエス様の十字架だった訳ですね。でもそこに十字架の深ーい意味があるんです。

 聖書は罪のない人間など一人もいない(参照 詩篇 53篇1節3節、ローマ3章12節23節)、と言います。そして「罪から来る報酬は死です」(ローマ6章23節)と教えています。でも聖書は、その一人ひとりの罪を肩がわりするために罪のないイエス様が来てくださり身代わりとなって十字架についてくださったのだ、と教えているんです。あなたの罪のために十字架についてくださったイエス様の中に、自分のいのちさえ惜しむことのない大きな大きな愛を見ることができるんですね(参照 ヨハネ3章16節、1ヨハネ 4章10節)。

 (PBA制作「世の光」2014.4.14放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。

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  電話 052-762-2196 (自由ケ丘キリスト教会内)  東海福音放送協力会 へ
 

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