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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■プチ勝利 / 福井 誠

2014年04月24日 | Weblog
2014/4/24放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「プチ勝利」です。それでは詩篇22篇24節から読んでみましょう。
 「まことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうことなく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを叫び求めたとき、聞いてくださった。

 キリストの復活は勝利である、とはよく聞くことですねえ。十字架で処刑されたイエス・キリストが神の力によって三日目に死人の中からよみがえった。実に驚くべき奇跡が起こったのだ。これは完全なキリストの勝利である、と言う訳です。

 しかし勝利に注目するなら、私はキリストの十字架上のプチ勝利にも注目すべきだと思います。どういうことでしょうか。詩篇22篇にはイエスの十字架の苦難を預言したメシヤ預言と言われるものがあります。そこにはまずイエスの十字架上の苦しみが語られています。
 「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」(マタイ 27章46節、マルコ 15章34節 、参照詩篇22篇1節)と。

 十字架は全人類の罪の身代わりとなる犠牲なのですから神に見捨てられる痛みを味わうのは当然のことですねえ。しかし、たとえそうではあっても、神に見捨てられる苦難は実際には耐え難いものでした。神に見捨てられた事の苦しみが告白されています。

 ところがイエスは最後に、「父よ。わが魂をゆだねます。」(参照ルカ 23章46節)と告白し、息を引き取るました。実にここにイエスが勝利している姿があるのです。イエスは沈黙される神に信頼し自分を委ねていますね。苦難の中にあって神の最善に自分を委ねられるというのはとてもすごい事です。心の勝利と言うべきものですねえ。

 もちろん三日後に死人の中からよみがえる大勝利に比べたら小さなプチ勝利と言うべきものですが、苦難の中にあっても神にすべてを委ね、平安を得ている。これは神を信じる者が持つ大変な勝利であり祝福です。これがあればこそ復活に象徴される大どんでん返しの祝福も信じることができるのです。復活のような大きな奇跡は私たちの人生にそんなにざらにあるわけではありません。しかし苦難にありながら神にすべてを委ね、平安を保ち続けることのできる勝利は誰もが持ち得る神の祝福です。この小さなプチ勝利を味わうことができれば大きな復活の勝利も期待し信じることができるのです。

(PBA制作「世の光」2014.4.24放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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