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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■父よ彼らをおゆるしください / 岩井基雄

2014年04月18日 | Weblog
2014/4/18放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。今日はイエス・キリストが私たちの罪の身代わりとして十字架にかけられた日であり、キリスト教会では受難日と呼ばれています。

 エルサレム郊外のゴルゴダの丘の三本の十字架の内、中心の十字架にはイエス・キリストが、その両側には二人の犯罪人がかけられました。マタイの福音書27章44節によると、二人の犯罪人はどちらも最初イエス・キリストをあざけっていたのです。

 しかしルカの福音書23章によると、その内の一人は心を変え、「あなたはキリストではないか。自分と私たちを救え。」(ルカ23章39節)とキリストをあざけり続けるもう一人の犯罪人にこう呼びかけています。「おまえは神をも恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。われわれは、自分のしたことの報いを受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪いことは何もしなかったのだ。」(ルカ23章40、41節)

  そして彼はキリストにこう言いました。「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出してください。」(ルカ23章42節) 彼は十字架の上で自分の罪を認め、信仰を告白したのです。

 それは本当に幼く不十分な告白だったかもしれませんが、キリストは「あなたはきょう、わたしとともにパラダイス ---言い換えると天国--- にいます。」(ルカ23章43節)とお答えになりました。犯罪人が心を変えることができたのは、キリストの十字架の上で祈られた次のことばを聞いてからだったと考えられます。

 「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」 新約聖書 ルカの福音書23章34節

 イエス・キリストは自分を十字架につけた人々の赦しを祈られ、そしてこの犯罪人はそのキリストの祈りが自分のためであると受けとめ、自分の罪を告白し、赦しと救いを受け取ったのです。

 私たちはなかなか人を赦すことができませんね。それは自分自身も赦されなければならない存在だと認めていないからではないでしょうか。しかしこの犯罪人のように自分も赦されなければならない罪人であることを認め、そして赦されていくとき、私たちも他の人の罪を赦すことができる者へと変えられていくのです。

 あなたの罪の赦しのために救い主イエス・キリストは十字架にかかられました。あなたもこのイエス・キリストの祈りと罪の赦しを自分のものとして受け取りませんか?

  (PBA制作「世の光」2014.4.18放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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