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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■わが神に叫んだ / 福井 誠

2014年04月03日 | Weblog
2014/4/3放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。

 今日のバイブル・メッセージは「わが神に叫んだ」です。それでは第二サムエル記の22章7節から読んでみましょう。
 「私は苦しみの中に主を呼び求め、わが神に叫んだ。主はその宮で私の声を聞かれ、私の叫びは、御耳に届いた。

 今日はサムエル記に収録されたダビデの感謝の歌を読んでみましょう。実はこれ、詩篇18篇の内容と殆ど同じです。表題にあるようにダビデの晩年ではなく、ダビデが自分のいのちを狙うサウル王の圧力から解放された時に作られたもののようです。

 しかしサムエル記の記者はこの歌を取上げながらダビデの生涯に神がいかに力強く働き、その歩みを導かれたかを教えようとしていますねえ。ダビデは神は岩のような方で本当に信頼できるお方であると告白をしています。それはダビデが叫び声をあげるたびに応えてくださった神を味わう経験に由来するものでした。

 確かにダビデの人生には試練の波が怒涛のように押し寄せましたが、ダビデは決して潰されることも流されることもなく、神に約束されたように神の祝福をいただいたのです。大切なのはダビデのみならず私たちにも同じようにしてくださる神がおられるということでしょう。

 確かに私たちを取り巻く困難にはしばしば自分の力では対処し得ないことがあるものです。困難の中にうずくまる以外にないときがあります。ダビデは言っていますね。「死の波は私を取り巻き、滅びの川は私を恐れさせた。」 比喩的に語っていますが、ダビデはもはや自分の力では抗(あらが)うことのできない人生の濁流に飲み込まれていく恐怖を語っています。

 しかしそこに神の助けの手が差し延べられるのです。ダビデは言います。「主はいと高きところから御手を伸べて私を捕らえ、私を大水から引き上げられる」と。自分の人生ももはやこれまでかと思わされる状況にあって、神は私たちを驚くべき方法で救い出されることがあるのです。私たちの力をはるかに超え、私たちを圧倒する困難と危機から私たちを救い出してくださいます。ぜひこの神様に信頼して、心穏やかな歩みをしていただきたいと思います。

(PBA制作「世の光」2014.4.3放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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