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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■御顔を照り輝かせてください / 岩井基雄

2014年04月04日 | Weblog
2014/4/4放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。
 今日もご一緒に旧約聖書の詩篇を味わいましょう。今日は詩篇80篇の5節から7節です。
 「あなたは彼らに涙のパンを食べさせ、あふれる涙を飲ませられました。あなたは、私たちを隣人らの争いの的とし、私たちの敵は敵で、私たちをあざけっています。万軍の神よ。私たちをもとに返し、御顔を照り輝かせてください。そうすれば、私たちは救われます。

 私たちは数多くの失敗を犯し困難な状況に陥ることがありますが、それは私たちに悔い改めの心や間違いについて想い巡らす機会をも与えてくれますね。

 この詩篇は北王国イスラエルがアッシリヤの捕囚となった時、残された南王国ユダがイスラエルの回復と再統一を祈ってエルサレムで歌われたもの、と考えられています。神の民が引き裂かれ、同胞が敵の国に捕囚となった悲しみや痛みによる叫びを神様に届けているのです。

 しかしその悲しみの背後には、彼らが悔い改めなければならない道徳的な罪や偶像礼拝など、神様との交わりの崩壊の問題があったのです。

 「私たちをもとに帰し」ということばはこの詩篇の80篇で3回繰り返され、何よりも神様との交わりの回復が問題解決の基盤として強調されています。本当の回復を心から求める祈りは「神様の御顔を照り輝かせて欲しい」という祈りに繋がっていきます。それは神様の憐れみと祝福を求める祈りでした。

 旧約聖書の民数記の祭司による祝福を祈る祈りは神の祝福と憐れみを求める祈りであり、現代のキリスト教会の中でもよく祈られています。
「主があなたを祝福し、あなたを守られますように。
 主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように。 
 主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように。」 旧約聖書 民数記6章24節から26節

 様々な悲しみや痛みの中で自分たちの罪を認め、告白するとき、私たちは神様の憐れみや祝福そして平安を求めることができます。そして神様は御顔をあなたに向け、問題の中にあってもあなたに祝福と平安を与えてくださるのです。

  (PBA制作「世の光」2014.4.4放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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