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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■荒々しい応対 / 板倉邦雄

2014年04月02日 | Weblog
2014/4/2放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。

 今日は「荒々しい応対」という題でお話ししましょう。

 さてヨセフの兄たちは多くの外国人に混じってエジプトへ買出しに来ました。まさか穀物を売る責任者がヨセフだとは夢にも思いませんでした。顔を地にこすり付けるようにして深々と頭を下げました。しかしヨセフは今自分の前にひれ伏しているのが紛れもなく自分の兄たちであることを知っていました。しかし、この時ヨセフは自分の身を明かさず、わざと荒々しく兄たちをあしらったのです。

 「お前たちはどこから来たのか。」
 「カナンの国から参りました。穀物を少し分けていただきたいと思いまして。」
 「お前たちはスパイだ。我が国が飢饉でどんなに苦しんでいるか調べにきたんだ。」
 「とんでもございません。本当に食料を買いに参っただけです。スパイだなんて滅相もありません。」
 「いやあスパイだ。そうに決まっている。」
 「恐れながら申し上げます。私どもは12人兄弟で父親はカナンの地にいます。末の弟は父の所に残りました。もう一人は死んでしまいましたが。」
 「それがどうした。なんの関係もないではないか。やはりスパイに違いない。もしお前たちが言う通りなら、その末の弟を連れて来い。それまではエジプトから一歩たりとも出ることは許さん。誰か一人で出かけて弟を連れて来い。あとの者は全員牢の中で待つがいい。もし弟がいなければお前たちは間違いなくスパイだ。」

 ヨセフは一同を三日の間牢に入れておきました。なぜヨセフは懐かしい兄たちを目の前にしながら荒々しくあしらったのでしょうか。なぜ末の弟ベニヤミンを連れて来い、と命じ、連れて来るまでは兄たちを全員人質にして牢に入れたのでしょうか。

 その答えは来週分ります。皆さんもいろいろ想像できるでしょう。一言、言えますのは、兄たちが二十年前のヨセフと父親への悪事を思い起こし、心から悔いることをヨセフは願っていたからではないでしょうか。

 聖書のことばです。
 「悔い改めなさい。そして、あなたがたひとりびとりが罪のゆるしを得るために、イエス・キリストの名によって、バプテスマを受けなさい。」 使徒の働き2章38節

(PBA制作「世の光」2014.4.2放送でのお話より )

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