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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■自分の家を持つ / 板倉邦雄

2013年07月17日 | Weblog
2013/7/17放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「自分の家を持つ」という題でお話ししましょう。

 自分の家を持つとは自分の家を建てること以上の独立した自分の家族を形成していくこを意味しています。故郷(ふるさと)を追われて遠く母親の実家で過ごしたヤコブも自分の家を形成したいと願うようになりました。創世記30章の続きです。

 さて最愛の妻ラケルがヨセフを出産した時です。ヤコブは世話になったラバンおじさんに言いました。
「私の故郷へ帰らせてください。あなたに長い間仕えて得た妻子と共に行かせてください。あなたのために働いた骨折りを知っているでしょう。」
 「そう言わないでくれ。ここにとどまって欲しいのだ。報酬を値上げするから幾ら欲しい?」とラバンは言いました。
 ヤコブは言います。「私が来る前はあなたの持っている家畜はわずかでした。しかし今増えて多くなりました。主なる神様が私の行く所どこでもあなたを恵まれました。しかし、いつになったら私も自分の家を形成するようになるでしょうか?」
 ラバンは言います。「では何をあなたに報酬としてあげようか?」 自分の家に利益をもたらす有能なヤコブをラバンは手放したくなかったのです。
 ヤコブは答えました。「それでは報酬はいりません。ただし一つの条件を聞いてくださったら私は今一度あなたの家畜の群を飼い、守りましょう。一つの条件とは今日あなたの群れを回ってみて、その中からぶちの羊、黒い子羊、山羊の中からまだらのものを移動させます。それを私の報酬としてください。あなたの白い羊と子羊とを区別するためです。」
 「よろしい。」とラバンは答えました。ヤコブは家族を顧みるのです。

 ま、それにしても自分の家を持つということはそう簡単なものではないということでしょう。親族や家族との関わり、妻や夫の家族との関わり等が複雑に絡みあっているからです。

 聖書のことばです。
 「もしある人が、その親族を、ことに自分の家族をかえりみない場合には、その信仰を捨てたことになるのであって、不信者以上にわるい。」 第一テモテ5章の8節


(PBA制作「世の光」2013.7.17放送でのお話より )
 
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