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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■憐れみを待ち望む / 岩井基雄

2013年07月12日 | Weblog
2013/7/12放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 「待ち望む」ということばは「待つ」ということばと「望む」ということばが一つとなっているのですが、どちらも私たちにとっては実行するのが難しい内容を含んでいますね。私たちはなかなか待つことができません。常に時間に追われ、短い時間でも立ちどまることができないのです。子どもたちの声や心をゆっくりと聞きたいと思う時も静けさにとどまることができず、動き出してしまいます。動いていないと安心できないことがあるのです。また困難な状況の中では希望を持つことが難しいと感じます。もし目先の状況が改善されるならば希望を持つこともできるでしょう。少しでも良い兆しが見えれば望みが生まれるからです。苦しみが続く中では望みを抱くことができないのです。

 新約聖書には次のようなことばがあります。

 「神の愛のうちに自分自身を保ち、永遠のいのちに至らせる、私たちの主イエス・キリストのあわれみを待ち望みなさい。」 新約聖書ユダの手紙 21節

 これはイエス・キリストの弟として育ったユダのことばです。ここでは神の愛の内に自分を保つことと、主イエス・キリストのあわれみを待ち望むということの二つが求められています。

 困難な状況に置かれじっとしていられないような心理状態の中でこそ私たちは神の愛の内に自分の身を置くことが大切です。何かを達成しよう、物事を動かそうとする前に神が自分をどれほど愛してくださっているのか、その愛の中に自分を置けば自分の存在が受け入れられていることを深く知るです。

 神の愛に基づくイエス・キリストのあわれみを待ち望むとき、私たちは真に神のあわれみを受け、どんな困難な状況の中にあっても希望を持ってそこにとどまり、神を見上げて生きることができるのです。キリストのあわれみは私たちを永遠のいのちに至らせるからです。

 あなたも今置かれている困難な状況の中にとどまり、神の愛の内に自分を保ち、イエス・キリストのあわれみを待ち望む者とされませんか? あなたを救う永遠のいのちがあなたに用意され、神ご自身があなたを待っているのです。

神の愛のうちに自分自身を保ち、永遠のいのちに至らせる、私たちの主イエス・キリストのあわれみを待ち望みなさい。

(PBA制作「世の光」2013.7.12放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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