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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■喜びのメッセージ / 関根弘興

2012年12月17日 | Weblog
2012/12/17放送

 世の光の時間です。クリスマスのシーズンを迎えています。いかがお過ごしですか? 関根弘興です。

 今から2000年前、ベツレヘムという小さな村で一人の男の子が生まれました。その名はイエス。その産まれ場所は大病院でもなく高級ホテルでもありません。それは家畜小屋でした。そしてその誕生に最初に駆けつけたのは一体誰かと言いますと、時の王様でもなく貴族でもありませんでした。それは野宿しながら羊の世話をしていた羊飼いたちでした。羊飼いなんて聞くと何とものどかな感じがしますねえ。しかし当時の羊飼いたちは社会的には余り尊敬されている人たちではありませんでした。人間にとって最も辛いことは何でしょう。人はそこに信頼できる支えがあれば、貧しさの中でも、たとえ病気になっても耐えることができると言われます。でもお前なんか必要ないって言われたら、これは生きて行くこと自体が辛いものになってしまいますね。

 ある精神医療に携わるお医者さんがこう言われました。「これから最も恐れられる病は癌でもなく心臓病でもない、老いるということだ。」 このように言われたんです。癌も心臓病も怖い病気ですよね。でもこのことばの背後には年を取って段々今ま出来たことができなくなってしまうことへの不安、そして何かができなくなっていくということは、お前はもう必要ないという存在になってしまうんじゃないかという、ま、そんな恐れを人は抱えているんだ、という訳です。

 でもクリスマスの出来事は私たちに素晴らしい喜びのメッセージをもたらしてくれるものです。聖書には当時蔑まれていた野宿で夜番をしながら羊を見守っていた羊飼いたちに御使いがこう告げたことが記されています。

 「今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
    (ルカの福音書 2章10-11節)

 あなたがたのために救い主が生まれた、というメッセージ。何と嬉しいメッセージでしょう。それはあの羊飼いたちだけではなく、こうしてラジオを聴いているあなたにも告げられているメッセージなんです。あなたは自分なんて必要ない存在だって思っていませんか? 自信を失っていませんか? 辛い経験の中に何か苦しみの中にいますか? そんなあなたのために救い主は来てくださった、と言っても過言ではありません。

 救い主が来てくださったなら、私たちができることは一体何でしょう? それは心から感謝をもってこの方を人生の救い主としてお迎えし、このクリスマスの時を喜び祝うのです。
 
 (PBA制作「世の光」2012.12.17放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。
 

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