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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■いつそのようなことが / 福井 誠

2012年12月06日 | Weblog
2012/12/6放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「いつそのようなことが」です。それではマタイの福音書の24章3節から読んでみましょう。

 イエスがオリーブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとに来て言った。「お話しください。いつ、そのようなことが起こるのでしょう。あなたの来られる時や世の終わりには、どんな前兆があるのでしょう。」

 かつてイスラエルを旅行した際にエルサレムの神殿があったという場所に行ってきました。そこから谷を挟んで向こう側にオリーブ山が見えました。ああ、あそこからこちらを見てイエス様と弟子たちがこの話をしたのだと身近に感じるところがありました。

 さて当時エルサレムの神殿は白い大理石の作りで金の屋根を備え、夕日が沈む頃には実に美しく輝いたと言われます。完成までに約50年を要したというのですから、それは大変立派な建造物であったことでしょう。弟子たちもその壮大な姿を見ながら、これこそイスラエルの誇りだと思ったのではないでしょうか。

 しかしイエスはそんな弟子たちに言われるのです。。「このすべての物に目をみはっているのでしょう。まことに、あなたがたに告げます。ここでは、石がくずされずに、積まれたまま残ることは決してありません。」(マタイの福音書の24章2節)

 耳を疑うことばでした。そんなことが起こるわけが無い、と。しかしこの預言はそれから約40年後の紀元70年に実際のものとなりました。ローマに反逆したイスラエルはローマ軍に鎮圧され、エルサレムの神殿も徹底的に破壊されてしまったのです。誰がそんな政変を予測し得たことでしょうか。世の中、何があるか分からない、突然予測のつかない事態に巻き込まれてこれまでの生活が破綻するということがあるのですね。

 しかしイエスが語っていることは歴史的に繰り返す教訓的な出来事ではなくて最後的な決定的な出来事、つまりいずれこの世が終わるという現実に私たちは向かっているということなのです。神が始められたこの歴史は神が主権をもって閉じられる。その時が来るというのですね。

 いつその日が来ても驚いたり困ったりしない。神の前に隠し事のない、また備えられた歩みをさせて頂きたいものですね。

(PBA制作「世の光」2012.12.6放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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