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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■悲しみの声が / 板倉邦雄

2012年12月19日 | Weblog
2012/12/19放送

世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。

 今日は「悲しみの声が」という題でお話ししましょう。「クリスマスの中の希望」という主題で今日もお話させて頂きます。

 ところで希望というものは歴史的な絶望の中で生まれて来るのかもしれませんね。さてマタイ福音書の2章にはヘロデ大王によってベツレヘム村の二歳以下の男の子が殺されてしまうという記事があります。これはイエス様が生まれる約600年前、預言者エレミヤの語ったことばが実現したことでした。

 預言者エレミヤの時代、南ユダの国は北方からのバビロン軍によって侵略されました。エルサレムの都は包囲され、水攻めや食糧攻めになります。飢饉と伝染病そして剣によって多くの子どもたちが死んでいったのです。母親たちの叫び、泣く悲しみの声が町の中で聞こえました。しかし子どもたちはもういないのです。慰められることさえ願わない絶望の中に突き落とされてしまいました。そして600年後、イエス様の誕生の時、同じような悲劇がヘロデ大王によって繰り返されたのです。イエス様が生まれたベツレヘム村の二歳以下の男の子がヘロデ大王の権力保持のために毒牙にかかってしまいました。

 絶望に打ちのめされた状況の中で私たちはどうやって希望を持つことができるのでしょうか。『天の都を目指して』(天路歴程)という書物があります。クリスチャンがホープフル(hopeful・希望)さんと旅をしていました。二人は道に迷いジャイアントディスペア・絶望巨人の領地に足を踏み入れてしまいました。二人は絶望巨人の城の牢屋に閉じ込められてしまいます。鞭打たれ、痛みと悲しみの中で日々を過ごしました。そのときホープフルさんはクリスチャンを励ましたのです。そして二人で膝まづいて天の神様に祈りました。クリスチャンはハッと気づくのです。自分は約束の鍵をもっていたことを思い出します。この約束の鍵はどんな疑いも、絶望からも出ることができる鍵だったのです。

 イエス・キリストの約束のことばです。
 「あなたがたは、この世ではなやみがある。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」。 ヨハネの福音書16章33節
 
( PBA制作「世の光」2012.12.19放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

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