世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 今日もさわやかに一日を過ごして行きたいですね。
家族、それは本来、互いに気を遣うことなく本音を出し、くつろぎ、弱さも欠点も補われて、ま、正直に生きていくことのできる大切な絆です。 家族の崩壊、家庭の危機ということばを時々耳にしますが、最も身近で安心していられる場所が崩壊してしまうなら、それはどんなに大きな痛み・悲しみでしょう。 しかし、家族の絆が回復し、互いに信頼と愛を持って補われていくなら、そこには勇気と希望が生みだされていきますよね。 あなたの御家庭はいかがですか? 牧師をしていますと、ま、いろいろな相談を受けますが、多くの相談はこの家庭の問題に関するものなんですねえ。 そうした壊れそうな絆の回復はどのようにしたら良いのでしょう。 今日は、聖書から探っていきましょう。
まず第一は、同じ価値観に生きるということです。 聖書の神様は、あなたという存在をどのように見ているのでしょう。 それは「高価で尊い」(イザヤ書 43章4節)存在として見ているのです。 それはあなたが立派なことが出来、業績をあげ、優れているから「高価で尊い」と言われているのではないんですね。 あなたが弱く、時にはだらしなく、すぐに罪を犯してしまうようなそんな弱い存在であるにもかかわらず、あなたは大切な存在なのだ、と語るんです。 あなたは他人ではなく「あなた」なんですねえ。 あなたにいのちを与えてくださった方は、天地を創造された神様なんです。 だからあなたは尊いのだ、というのです。 ですから、存在そのものに価値を見出す価値観に生きること。 その眼差しをもって見つめること。 これが大切なんです。
そして第二は、光に照らされ歩むことです。 第一ヨハネの1章5節には、「神は光であって、神のうちには暗いところが少しもない。」と記しています。 またイエス・キリストは「すべての人を照らすまことの光」(ヨハネ 1章9節参照) として紹介されています。 暗闇の汚(よご)れを発見するためには、そこに光を射せばいいんですよね。 汚れを目立たなくする方法は簡単です。 それは暗くすれば良い訳です。 でも幾ら暗くしても目だたなくしても、汚れは汚れのままです。 何も変わりません。 本来の絆を回復するためには、痛んだ場所にキリストの光を照らしていくのです。 具体的に、神のことばである聖書のことばをあなたの生活に当てはめ、照らしていくのです。 「互いに人を自分よりも優れた者と思え」(ピリピ 2章3節参照)と書いてあるなら、実際にそのような尊敬の眼差しをもって生きていくのです。 「感謝をささげなさい」(参照:1テサロニケ 5章18節、1テモテ 4章4節、ヘブル 12章28節)とあれば実際に感謝していくのです。 「主の計画は将来と希望を与えるものだ」(エレミヤ書 29章11節参照)と書いてあるなら、人生には希望があるのだと信頼し、一歩ずつ進んでいくのです。 回復はそこから始まります。
(PBA制作「世の光」2010.2.23放送でのお話しより)
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