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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■雷の子が愛の人に

2010年02月02日 | Weblog

 世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。 

 今日からしばらくの間、新約聖書のヨハネが記した手紙を紹介していきましょう。 第一ヨハネ1章の1節。
 「初めからあったもの、私たちが聞いたもの、目で見たもの、じっと見、また手でさわったもの、すなわち、いのちのことばについて、

 この手紙を記したヨハネはイエス・キリストの弟子の一人でしたが、イエス様からあだ名をつけられた男なんですねえ。 どんなあだ名かというと、ポアネルゲ、訳して言えば「雷の子」、というあだ名なんです(マルコ 3章17節参照)。 ま、雷の子って言うんですからゴロゴロゴロゴロ、ま、ちょっとしたことにもすぐにカッカッするような大変気性の激しい青年だったようです。

 でも、この雷の子と呼ばれたヨハネが、イエス様と共に歩み、イエス様が十字架で死なれ、三日目に復活された出来事を通して、後には力強くイエス・キリストを伝えていく者になりました。 そしてみんなから「愛の人」とあだ名される人物に変えられていったんですね。 雷の子から愛の人ですから相当の変化です。 できれば私もそんなあだ名が付けられる者になりたいなと思います。 

 ヨハネはイエス様の弟子として生涯人々に、神様によって一人ひとりが愛されているのだ、ということを伝えていきました。 歳をとってこの手紙を書いたと言われますが、その頃のヨハネの説教はいつもこんな調子だったそうです。 「ヨハネさん、どうぞ今日も説教お願いします。」 「ハイ、分かりました。 皆さん、神様は愛です。 互いに愛し合いましょう。 終わり。」 「えっ! それだけですか?」 「そうです。」 まあこんな具合で、ヨハネは口を開けば、「神様は愛です。 神様はあなたを愛しているんです。だから互いに愛し合いましょう。」と語り続けていったと言われます。 彼は歳を重ねるごとに、ますます神様に愛されていることの喜びに満ち、愛に満ちた人になっていきました。

 そんなヨハネがこの手紙の冒頭に記したのは、自分の人生を180度変えてくださった「いのちのことば」について、即ち、イエス・キリストについてだったんです。 実はこの頃、イエス様に対する奇妙な説がうわさされるようになりました。

 たとえば、イエス様は本当は肉体なんて持っていなかったのだ。 イエス様の姿は仮の現れ・幻影だったのだ、と。 まるでイエス様が架空の人物であるかのような教えが広まっていました。 そしてこうした教えに振り回された人たちは、ただ神秘的なことだけを追い求め、教会を離れていく人たちもいたのです。

 こうした混乱の中でヨハネはイエス様の実際の目撃証言者として、私はイエス様をこの目で見、直接触れ、生活を共にした者だ。 イエス様こそいのちそのものなのだ、と語っていったんです。

 イエス様は決して架空の人物ではありません。 今も信じる者にいのちを与え、ヨハネを変えたように、あなたも変えることのできる尊いお方なのですね。 

 (PBA制作「世の光」2010.2.2放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblical.jp 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



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