世の光の時間です。 お変わりありませんか? 岩井基雄です。
今日も先週に引き続き詩篇の23篇の4節です。 まず最初に4節全部をお読みします。
「たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。」
この後半を今日はご一緒に考えてみましょう。 「あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。」
当時の羊飼いの鞭はどちらかというと棒のようなものだったそうです。 崖から落ちそうになった羊を羊飼いたちは杖や棒で助けたり、それらによって羊たちの毛の中にある病気や異常を見分けることもあったそうです。 そしてこの杖や鞭は羊たちを猛獣たちから守るために戦う武器でもありました。 まさに羊にとって羊飼いの鞭や杖は助けの方法であり慰めだったのです。
しかし羊飼いの鞭や杖は、羊を打ち、正しく導くためにも用いました。 羊にとって羊飼いたちから打たれることは決して喜ばしいことではなく、痛みや悲しみを覚える時であったでしょう。 しかし、よく羊のことを知る羊飼いが彼らを正しく導くおかげで、羊たちは安心して歩み、そして羊飼いに従っていくことができるのです。
新約聖書のヘブル人への手紙12章5節、6節に、次のようなことばがあります。
「わが子よ。主の懲らしめを軽んじてはならない。主に責められて弱り果ててはならない。主はその愛する者を懲らしめ、受け入れるすべての子に、むちを加えられるからである。」
神様は時にあなたを鞭打たれるようなことがあります。 あなたが苦しみを通り、悲しみを経験する時、神様はあなたを正しく導こうとしていらっしゃるのかもしれません。 主の愛の懲らしめの中で、私たちは弱り果てるのではなく、かえってそれを恵みとして受け入れ、神の愛の中で成長を与えられ続けていきたいと思います。
「あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。」と、私たちも心から告白するものとさせていただきましょう。
(PBA制作「世の光」2010.2.12放送でのお話しより)
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