世の光の時間です。 お元気でしょうか? 村上宣道です。
えー、ある方がですねえ、日本とカナダの小学生に、「『目に見えないもの』と言えばどういうものがあるでしょう」という質問をしたそうなんですねえ。 で、国によって反応が違ったんですねえ。 カナダの子どもたちは、目に見えないものは愛、平和、喜びというような返事が返ってきたそうなんですねえ。 ところが日本の小学生は、空気、電子、原子、分子(※原子が結合して化学的性質を持ったもの)というのだったそうなんですよ。 で、まあ日本の子どもたちは科学的と言いますか知的と言いますかねえ、みんながみんなそうとは言えないと思いますけれども、カナダの小学生の見えないものはハートから出ていて、日本の小学生は頭から出ているなあというふうなことをおっしゃってましたけど、ほんとにそんなような気がいたしますよねえ。
金子みすゞ(かねこ みすず)の詩の中に、昼の星は見えないけれどあるんだよ(※)、というのがありますけれど、本当に私たちは目に見えないものというのは存在しないのかなあと思ってしまったりすることってありますよね。
よくちっちゃい子どもたちに、赤ちゃんですかねえ、いないいないバアッ!って言うとキャッキャッって喜ぶ、そういう年代がありますよねえ。 で少し大きくなったらそんな風に言っても全然笑ったりしない訳ですけれども。 いないいないって言う時に顔を隠すと本当に赤ちゃんはいないって思うらしいんですね。 つまり、自分の目に見えなくなったらいない、って思う。 それがバアッて出てくるもんですからワアッて言って喜ぶということなんですね。
で、それが見えなかったら無いと思うのは、まあ幼児性の現われだという訳なんですねえ。 で、少し大きくなってきたら見えなくたっているよ、ってこう分る。 神様ってお方は目に見えない。 で、しばしば、「そんな、神がいるなら目に見してくれよ」って言い方ってある訳ですよね。 でもそうではなくて、目に見えないものに実は尊いものがある、という、ね。
聖書の中に、「私たちは、見えるものにではなく、見えないものにこそ目を留めます。見えるものは一時的であり、見えないものはいつまでも続くからです。」(2コリント 4章18節) (と。)
私たちは見えるものに左右されがちなんですけれども、見えないものに実は本質がある、という、・・・命もそうですよねえ、愛、信仰もそうですよねえ。 神様っていう方も目に見えない。 でもそこにこそ本当の価値がある、意味があるということを覚えたいと、そう思いますね。
※ 『星とたんぽぽ』 (抜粋) 金子みすず
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
・・・
( PBA制作「世の光」2010.2.22放送でのお話しより)
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