世の光の時間です。 いかがお過ごしですか。 板倉邦雄です。 今日は「気持ちをくじく」という題でお話ししましょう。 知事ネヘミヤの熱い心を冷たくして城壁工事を失敗させようとする陰謀は続きます。 旧約聖書のネヘミヤ記の続きです。
さて数日後、ネヘミヤ知事はシェマヤという人を尋ねました。 神様からのお告げがあったと聞いたからです。
シェマヤは言いました。 「神殿に身を隠して扉を閉めるのです。 今晩やつらはあなたを殺しにやってきますぞ。」と、急を告げました。
「知事たる者がどうして危険だからといって逃げだせましょう。 それに祭司でもない私が神殿に入ったりすれば命を失います。 とんでもないことです。」 その時ネヘミヤ知事は何もかも悟りました。 それは神様のお告げではなく、反対者トビヤとサンバラテの陰謀であったことを。 シェマヤを買収してネヘミヤを脅し、神殿に逃げ込むように罪を犯させて、非難の鉾先を向けようとしたのでした。
そしてネヘミヤ知事は再び神様に祈ります。「神様。 トビヤ、サンパラテ、偽預言者の罪を一つ残らず覚えていてください。 あの手この手で私の気持ちをくじこうと謀(はか)りました。」
ところでエルサレムの城壁は着工から52日後の9月初めに完成しました。 敵や周りの国々は これを知って驚き、恐れをなしました。 天の神様の助けがあったからこそこの工事が出来たのだ、と思い知らされたからです。
ところで、神様のためとか人々のためになる働きには反対がつきものですね。 始めは脅迫メールとか中傷メールによって物事をじゃまするでしょう。 それが駄目なら身内の者を買収したり、宗教的な面で失敗するようにさせます。 まさに敵はあの手この手を使って私たちのやろうとしている気持ちに水を差し、計画を失敗させようと企てるのです。
ですからまず私たちは天からの知恵と勇気が与えられますように祈りましょう。 彼らの策略を見抜くことができますように。 次に天の神様への信頼が与えられるように祈りましょう。 そして悩みと苦しみの中にも忍耐と勇気が与えられますように。 そして何よりも天の神様が私の味方であるなら誰も敵対できないことを信じることができますように。
聖書のことばです。
「もし、神がわたしたちの味方であるなら、だれがわたしたちに敵し得ようか。」 ローマ人への手紙 8章31節 (口語訳聖書)
( PBA制作「世の光」2010.2.17放送でのお話より )
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