世の光の時間です。 お元気でしょうか? 村上宣道です。
えー、あのオスカー・ワイルドという人が書いたもので『幸せの王子』っていう物語がありますよねえ。 えー、ご存知の方も多いと思いますけれども、この幸せの王子と呼ばれている銅像が暖かいエジプトに旅立とうとしている小さなツバメに頼みごとをするんですね。 で、町の貧しい人たちに自分の身体についている宝石とか金なんかを届けて欲しいっていうふうに頼む訳です。 で、その王子の優しさに心を打たれたツバメは喜んで頼みを聞いていくんですが、そのうちに冬が来てしまうんですね。 ツバメは寒い所が苦手ですよね。 ま、最後にはですね、幸せの王子は宝石も身体全体を覆っていた金も全部無くなってみすぼらしい姿になっていく。 ツバメは王子の足元で死んでしまって町の人たちに捨てられてしまうという訳で、ちょっと何か悲しい感じですけれども、でも最終的には神様から最高のお褒めのことばをもらうという、そういうストーリーですね。
最近このことを聞いてですね、ちょっと後の方は何かみすぼらしくなって、で、ツバメも死んじゃってというふうな寂しいようなエンドですけれど、でも幸せの王子と言われている、それがおもしろいと思ったんですね。
で、聖書の中でイエス様がおっしゃったことばですけれども、「受けるよりも与える者が幸せだ、幸いだ」(使徒の働き 20章35節参照)っていうふうにおっしゃいました。 この王子はたくさんのものを身につけるという、それを剥がして貧しい人たちに分けてあげる。 与えていく。 そういう意味で幸せな王子っていうふうに言えるんじゃないのかなあって思ったですね。 そして何もかにも全部なくなってしまって、まあなんてかわいそうにというふうなことなんですけれども、究極的には神様から最高のお褒めのことばをいただいて、という。
新約聖書のマタイの福音書の25章と言う所に書いてあるんですけれども、本当に父なる神様から祝福された人たちはどういう人たちか、幸いな人と言われる人たちはどういう人たちか、ということが書いてあるんですね。 それは貧しい人たち、苦しんでいる人たち、飢えている人たち、そういう人たたちに自分のものを与えて施していって飢えた者に食べ物を与えて、というそういう人たち。 自分がそんなことをしたことがすごいことだとも思っていなかったその人たちこそが実は最も神の祝福に与る人なんだ。幸せな人になるんだ。 そういう意味で私たちも幸せな者になりたい、とそう思うんですねえ。
( PBA制作「世の光」2010.2.8放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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