世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。今日は私たち誰もが必要な心の安らぎについてお話しします。
忙しい時代、イライラすることが多かったり、なかなか心の平安・安らぎ、持ちにくい現実があるのではないでしょうか。先日、奥さんが心の病院で入院したジャーナリストの知人からこんなメールを貰ったんです。
「精神科の病棟に入ると、僕のように病んでいない人間でも、何かホッとさせる安らぎがあります。静かな時間と優しさ・思いやりといったものです。」
現代社会がスピードという暴力に取り憑かれ、コミュニティーの優しさを失ってから心の病気が増え続けたとも言えそうです。確かに分るような気がします。考えさせられました。子どもも大人もみんな成績や実績・効率が求められる社会になってしまいました。そんな中で疲れを感じたり、イライラしたり、心の空しさを感じる、ま、そんな人、決して少なくないのではないでしょうか。
そんな中で、どこでどこから心の安らぎ、魂の平安を求めていったらいいのでしょうか。イエス・キリストは弟子たちにそのことについて、こんなふうに言ったと新約聖書ヨハネの福音書14章27節に書いてあります。「わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。」
このキリストの平安とは、例えば、嵐の中で沈みそうになっている小舟の中でぐっすりと眠る、そんな平安でした。そして弟子たちに起こされて立ち上がって、風を叱りつけ、荒れ狂う波に向かって、「黙れ、静まれ」(マルコの福音書4章39節 )と嵐を静めた平安と力です。それは一言葉で嵐を静めることを通して示された自然界をも支配する神の権威と力に裏付けられた平安です。
このような平安は、自分の実績とか心持ちだけでは持つことはなかなか出来にくいものです。イエス・キリストを信ずる心に与えられる神の平安、心の安らぎです。あなたもぜひお持ちください。
(PBA制作「世の光」2006.10.13放送でのお話しより )
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