世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。今日は「神様」ということばの意味について考えてみたいと思います。
私たち何げなく使っている日本語の中に、本来のことばの意味と日常使っている意味、違う場合、時には反対のようになってしまう場合ってあるんですよね。
例えば君ということば。ま、本来は「若君」とか「何々の君」という、これは何々様と同じ尊敬語なんですよね。でも目上の人に「君」とか、何々「君」なんて使ったら大変です。
また、貴様ということばも、下品なことばのようですけれどもその本来の意味のことばは、貴い様ですから「貴いお方様」という意味で、大変な尊敬の意味なんですよね。
神様という日本語も、何かその意味、非常にあいまいだったり、ま、もともとは神様というのは「人間が礼拝する対象」という意味のはずですけれども、何か「神様、病気治してください」「合格できるように」なんていう時の神様、何かお賽銭でですねえこう「治しなさい」と何か召し使いに言い付けてるみたいな、そんなふうな意味でも使われる場合があるのではないでしょうか。
聖書では、神様っていう意味、こんなふうに言っています。旧約聖書の詩篇の95篇の4節、5節という所ですが、「地の深みは主の御手のうちにあり、山々の頂も主のものである。海は主のもの。主がそれを造られた。陸地も主の御手が造られた。」ま、神様とは天地万物の創造主だと言うんですね。だから次のように言っています。「来たれ。私たちは伏し拝み、ひれ伏そう。私たちを造られた方、主の御前に、ひざまずこう。主は、私たちの神。」(詩篇95篇6節、7節)と。「平伏し、またひざまづいて拝む・礼拝する神様、それが天地を造られた神なんだ」って言うんですね。
新約聖書でも、使徒の働き17章の25節という所には、「神は、すべての人に、いのちと息と万物とをお与えになった方」だと言っています。
神とは「天と地の創造主、そして私たちにいのちと生きる力を与えてくださるお方」である。ま、そんなことを正しく知る所から、神様についての正確な理解そしてまた神を知る恵み・力が体験されていくのではないでしょうか。
(PBA制作「世の光」2006.10.20放送でのお話しより )
*****
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。近くの教会もPBAで紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
******
この文字版「世の光」ブログは URL名として http://yonohikari.biblical.jp
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。