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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■暗闇から光へ

2006年10月10日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興(せきねひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいものですね。

 新約聖書の福音書、これはイエス様の活動が記録されている書物ですが、ま、その中にはイエス様がお話しになった例えもたくさん出てきます。

 イエス様はある時、こんなお話しをしました。これはマルコの福音書4章という所に出てくる話しですけれども、「あかりを持って来る人は枡の下にあかりを置かないでしょう。またベッドの下にもあかりは置かないでしょう。燭台の上に置きますよね。隠れているものは必ず現れ、覆い隠されているものは明らかにされていきます。」ま、こんな話しをされたんです(※)。

 当時のあかりというのは、もちろん蛍光灯や電気がありませんからねえ、当時は油を使ったんです。それも精製された油ではありませんから、まあやたらと煙とか煤(すす)が出たんですね。当時のあかりは油ですから、フッと消したりしますと煙りがモコモコ出て部屋中に充満してしまうんです。ですからどのように消したかというと、枡を持ってきてすっぼり被せてしまった訳です。そうするとまあ煙が外に出ない訳です。「枡の下に置く」というのは、そういう意味があるんですねえ。ですから被せてしまった枡はもうあかりとはなりませんね。もう被っている訳ですから。またベッドの下に置いたらどうでしょう。まあ埃(ほこり)が積もって、あれっ、どこにあったっけあのあかり、てなことになる訳ですよねえ。本来の場所以外の所に置かれていることになります。

 聖書は、「隠れているものは現れます。覆われているものは明らかにされます。よく注意して聞きなさい。」って語っているんです。

 さて、イエス様は「すべての人を照らすまことの光」(ヨハネの福音書1章9節)としてこの世に来てくださいました。でもどうでしょう。まるで枡の下に置かれたような生涯を送りました。すべての人を照らすまことの光なのに、人々はこのイエス様を理解せず、受け入れようともしませんでした。それどころかイエス様は最後に、あの十字架の苦しみまで背負われたんです。でもイエス様は三日目に復活され、イエス様は今、すべての人を照らすまことの救い主として明らかにされているんですねえ。

 あなたはこのキリストのもとで憩いと平和と救いを得ることが出来るんです。暗闇から光へと移される人生は、このイエス様によってもたらされるんですねえ。あなたはイエス様を枡の下に隠そうとはしていませんか? イエス様は、「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」(ヨハネの福音書 8章12節)と言われたのです。あなたの心に本当の光を受け取ってください。

 ※
 また言われた。「あかりを持って来るのは枡の下や寝台の下に置くためでしょうか。燭台の上に置くためではありませんか。  隠れているのは、必ず現われるためであり、おおい隠されているのは、明らかにされるためです。 聞く耳のある者は聞きなさい。」マルコの福音書 4章21節~23節


 ( PBA制作「世の光」2006.10.10放送でのお話しより )

*****

さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会に行ってみるというのもいいんじゃないかなあ。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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