世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道です。
えー、私は牧師になって良かったなあとつくづく思ったことがありました。それは一人の御婦人が、 --そうですねえ、まだ40代の方でしたけれども、えー、財産のある方で、そして一流の学校を出てですねえ、社会的にもそれなりの立場を守っている方でしたけども-- 、癌でいよいよもうあとわずかしかないというふうな中に追い込まれている中で、その方が私につくづくですね、「私がもしもイエス様を知らなかったなら私はこの死に対してどう向きあったらいいか分らなかったでしょうね。もしもイエス様を知らなかったなら、死はあまりにも残酷で、私はこれに耐えられない。どんなに持っている財産も何の役にも立たないのよね。自分の持っている学歴も社会的な立場も、この死の前には無力なのよね。」ってそう言われてですね、「でもあなたは、」 --私に向かってですね --、「私に永遠のいのちを教えてくれました。御子イエスを信ずる者は永遠のいのちを持つ。滅びることがなくって永遠のいのちを持つというヨハネの福音書の3章の16節、あれは真実な神様のお約束ですよね。イエス様がおっしゃった。わたしを信ずる者は死んでも生きる、って言われましたよね。だから私は、この肉体のいのちは確かにもうわずかだけれど、私は死なない。死んでも生きる。イエス様のよみがえりに与って私もよみがえる。永遠のいのちをいただいて永遠に生きることができる。こんな希望を持つことができたということは、どんな財産、どんな学歴よりも本当にありがたいことだとつくづく思います。先生、ありがとう。私にその永遠のいのちを知らせてくださってありがとう。」ってそう言ってですね、私の手を掴んでそして間もなく息を引き取っていかれた。御子イエスを信じる者は滅びることなくして永遠のいのちを持つ。これは何という素晴らしい福音ではないでしょうか。イエス・キリストの十字架と復活によって誰にも与えられる、これは福音です。
( PBA制作「世の光」2006.10.30放送でのお話しより)
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