世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。今日は「心の健康管理」っていうことについてお話し致します。
体の健康チェック・管理、これは私たち誰もが注意して、また、するものですね。1000人の中高年のサラリーマンを対象とした体の健康管理についての調査によりますと、何と79パーセントの人たちは体の健康管理に気を遣っている・まあまあ気を遣ってると答えたそうです。あまり気を遣っていない・全然気を遣っていないっていう人は、まあ21パーセントだったって言うんですね。ところが老化を防ぐための予防についての調査では、自分の頭の健康管理、これに気をつけているとか、まあまあ気をつけているという人は、僅か4パーセントしかいなかったって言うんですね。なかなか目に見えない分野の、ま、頭脳・頭や心の健康管理って気をつけがたいし難しいですね。
聖書では、私たちの心をしっかり管理していくこと大切ですよ、それは生きる力の源ですよ、ってこんなふうに言ってるんですね。旧約聖書の箴言の4章23節という所ですが、
「力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。」
つまり、心をしっかり管理しなさい。「いのちの泉」それは生きる力、人を生かす力の源なんだ、って言うんですね。
さらに人の心はその不健康さとか病気があっても、なかなか気がつかない、とこんなふうにも言っています。同じ旧約聖書のエレミヤ書の17章9節です。
「人の心は何よりも陰険で、それは直らない。だれがそれを知ることができよう。」
これは特別な人がそうだというのではなくて、私たち人間の心、みな陰険さを持っている。陰険な心とは何か。高慢な心、人を人とも思わない心、偽善的な心、冷たい心、空しい心、何よりも愛のない心だ、って言うんですね。こんな心の陰険さというものを私たちは一生懸命がんばっても修行しても直らない。いいえ、それどころか自分がそういう心を持っていることすら自覚できない、って言うんですね。
聖書は「心の鏡」って言われています。聖書を読む時、本当に自分の心の病というか不健康さ、見えてきます。そしてその心をきよく新しく造り変える力がイエス・キリストによって与えられる。これが聖書のメッセージです。
(PBA制作「世の光」2006.10.06放送でのお話しより )
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