♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■多くの人に見つめられて

2006年10月27日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。今日は毎日の生活を張りのある活き活きとしたものにする工夫についてお話しします。

 国際弁護士として活躍している佐々木満男さんが、自分のこんな興味深い体験について書いておられます。自分の映画を撮ってみたいって三度も言われたそうです。断わったそうですけど、三回も言われたので意識するようになったそうです。たとえば事務所で働く自分の姿、どのように映るんだろうか。そんなふうに考えると、何か主演俳優の気分で盛り上がってきたそうです。エレベーターに乗る自分の姿、人と話している姿、コーヒー飲みながら独り物思いにふけっている自分、ま、何げない毎日の生活の一コマ一コマに新鮮な味わいが湧いてきたって言うんですね。ま、そんな経験から佐々木さんは、みんな『自分・私』というノンフィクション映画の主人公なんだ。そしてこの映画の主役は自分以外誰にも出来ない。ま、そういうふうに考えると生活に張りが生まれ、新しい感覚で、また心持ちで生活や仕事ができるって言うんです。なるほどなあって考えさせられますね。

 人に見られている、いいえ、カメラで撮られている。画面に映画になる。そんなふうに思ったら、少し心持ちが感覚が変ってくるかもしれませんね。私たち、自分にしか歩むことのできない、演ずることのできない、人生ドラマを演じている訳ですね。その監督者、それは神様であり、またその脚本は私たちの人生のドラマの、このように行くべきだっていうそのテキストが聖書でもあると思います。そして、その聖書の中には、イエス・キリストの歩まれた姿、このキリストと共に歩んだ多くの人たちの生涯が書かれています。ですからイエス・キリストは単なる模範ではなく、私たちの共演者と言ってもよいかもしれません。何か私たち、自分にしか歩むことのできない人生ドラマを自分自身が、共演者なるキリストと共に演じていく、そしていつもそれは多くの人に、いいえ神様に見られ、そして知られ、助けられていく。そんなふうに思うと、私たちの心持ち・生活が活き活きと張りのあるものとなるのではないでしょうか。

  (PBA制作「世の光」2006.10.27放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。近くの教会もPBAで紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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