世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興(せきねひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
聖書を読んで行きますと、イエス様のもとに大勢の人たちが集まってきた様子が書かれています。中にはですねえ、イエス様に対してとんでもないことを言う人たちもいました。「イエス様、あなたは悪霊の親分でしょう。だから子分の悪霊を追い出すことが出来るんですよ。あなたのやっていることはみんな悪霊の仕業ですよ。」ま、こんなことを言った人たちもいたんですね。
悪霊の親分のことを聖書では、ベルゼブルという名前で書かれているんです。これはですね、蝿の王様という意味があるそうです。まあ想像してみてください。ぶんぶんぶんぶんですね、うるさくてしようがない存在ですよね。当時の宗教家たちにとっては、まさにイエス様は、ぶんぶんぶんぶん、ま、うるさくてしようがない蝿の王様、蝿の親分のように思えたでしょう。またこのベルゼブルとは家を支配する者という意味もあると言われています。それは、人の心の家を支配する者・その頭という意味なんですねえ。
イエス様は、こう話されました。「国が内部で分裂していたら、その国は立ち行かない。当たり前ではないか。」って、こう言われたんです。だからイエス様は、「わたしが悪霊の親分で他の悪霊と内輪もめしていたら、その家は立ち行かないではないか。」とおっしゃったんです。
そしてイエス様は、大変ユーモア溢れた例えをなさいました。それはどういう例えかと申しますと、「あなたも成功する押入り強盗の仕方」というような内容です。「もしあなたが強盗に入るとしたら何をしなければならないか。家に入ったら、まず一番強い人を縛りあげるんだ。そうしないと失敗するぞ。これが第一。その後略奪するんだ。こうしたらあなたも強盗に成功するよ。」こう言われたんですねえ。まあイエス様という方はユーモアのある方ですね。何と言ったってイエス様は、御自分を押入り強盗に例えられたんですから。
でも考えてみてください。あなたの心の家を治めているものは一体何ですか。残念ながらある人は、自分中心であったり、憎しみであったり、また妬みであったり、罪であったりしますねえ。あなたの心が何によって支配されているかによって人生はまったく違った光景を見ることになるんです。
新約聖書のガラテヤ書の5章1節には、「キリストは、自由を得させるために、私たちを解放してくださいました。」と書かれています。イエス様は、あなたを不自由にしているものを縛りあげて、恵みと真実をもってあなたの心の家を治めようと招いてくださっているんですよ。このイエス様に人生を委ねて生きていきましょう。
( PBA制作「世の光」2006.10.17放送でのお話しより )
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