ここ3日ほど真夏のような強い日差しが続いています。セミの鳴き声も聞こえるようになりました。毎年玄関まわりの生垣の地面からクマゼミがはい出て植木や塀をよじ登り羽化していきます。
11日の夕方、庭のチリトリの中でもぞもぞ動いている幼虫を見つけました。そっと生垣の幹に置いてやると、元気に登っていきました。翌朝、羽化した姿をさがしましたが見つかりませんでした。
その後、堰を切ったようにクマゼミの幼虫が羽化のために地上に出てくるようになりました。誰に教えてもらった訳でもないのに時を間違えずに出てきます。子供の頃から見続けてきた自然の不思議です。
写真は、頑張って石の塀をよじ登り、羽化したあとの抜け殻2つ。そして、前日に羽化したセミの抜け殻の背中におんぶしたように重なって羽化した抜け殻とその近くに羽化したばかりのクマゼミです。子供が小さい頃にははい出てきた時から、羽化する始終を観察したものです。背中が割れて、中から白く透明な体が出てくる瞬間は感動でした。
抜け殻を見ながら、よく頑張ったなと心の中で声を掛けてしまいます。
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