ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

明治42年の習字速成練習帖 帝国習字速成學会編

2024年03月24日 06時06分18秒 | Weblog
  

 地元の方からいただいた古い教科書などの中に、明治42年(1909)発行の習字練習帖がありました。大きさは半紙大、薄い冊子で、開いてみると、手本が印刷してありました。
 筆者は、稻川雲谿先生(文部省習字検定試験委員、東京高等商業学校習字教授、専修学校商科習字教授、大倉商業学校習字教授)となっています。すごい肩書です。
 緒言には、実用習字はまず書いて練習することが大事とあり、練習法は、各頁の白抜き文字を水の筆で何度もなぞり、形を覚えたら、特許草紙に特許墨で書いて比べてみる。そのまま乾かせば、元に戻るので何度でも使える、とありました。なるほど、です。
 このような速成練習帖で習字を練習していたんですね。115年前のものとは思えない、今でも使えそうな状態です。特許墨で書いて練習した跡が残っていました。

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