ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和12年-出動兵士の歓送

2008年06月24日 06時09分15秒 | Weblog
 昭和12年(1937)7月7日、北京郊外の蘆溝橋付近で起きた日本軍と中国軍の間の衝突をきっかけに北支事変が起こりました。政府は北支への派兵を決め動員を命令しましたが、7月16日には、出動する兵士の歓送に関する通知が社町長から発せられています。


号外
昭和十二年七月十六日
          社町長  大橋實次

区長
学校長   殿
各団体長

    出動兵歓送ニ関スル件

今回ノ動員下令ニ依リ出動スベキ将兵各位ニ対シ祝意ヲ表シ慰籍ヲ講ズル事ニ就テハ夫々御配意相願フ筈ニ候ヘ共取分ケ郷土出発ノ際ニ於ケル感激ハ出動将兵ノ士気影響スル所實ニ大ナルモノ有之候ニ付挙町一体精神的ニ満腔ノ誠意ヲ披瀝シテ歓送致度ニ付此ノ旨御部内一般ヘ御示達ノ上御見送相成様一般ノ御配慮相煩度
此段特ニ御依頼申上候

 追而 今回ノ充員召集者ハ左記ノ通リニシテ出発時刻等ハ決定次第御通知申上ベク候

    記

  石井重三(喜田)  門脇正次(家原)
  家永輝義(窪田)  北條 薫(野村)
              以上の諸氏
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