ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和4年-社町社区の正副評議員・参与委員会案内

2014年12月16日 04時32分23秒 | Weblog

 「昭和4年四月 雑書綴 社町社」と表紙に書かれた文書綴の中に当時の社区の評議員・参与委員会開催の案内が綴じられています。現在の加東市社にあたる区域にあたりますが、区長から参与委員・正副評議員に宛てて毛筆で回覧になっています。参与委員には、原、松本、肥田ら5人の押印が、評議員には、林、堀本、高瀬、臼井、本多、内橋、川崎、三木、増田、岸助ら18人の押印があります。昭和4年(1929)ですから85年前。社区では、役員会の案内が達筆、候文だったんですね。もし、日本が戦争に勝ち、国語改革もなかったとしたら、現在も漢文かな混じりの候文調で書いていたんだろうか、などと想像してしまいます。(写真)

拝啓

明三月四日午后七時揃ヒ西浦倶楽部ニ於テ正副評議員並ニ参与委員会開催仕度候間御参会相成度御案内申上候也

  昭和四年三月三日

         社町社区長   肥田安兵衛

          仝 出納役   神崎壽景

参与委員 殿

正副評議員 殿

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