ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和18年-9月分の牛肉の配給

2016年10月21日 05時01分45秒 | Weblog
 

 戦時中の配給についての資料を紹介します。社町社区(現加東市社)の当時の配給関係文書綴に綴じられているもので、昭和18年(1943)9月の牛肉の配給に関する通知です。人口を基礎に五〇匁包654包分が配当されています。ちなみに100匁で約375グラムですからその半分の約190グラム。この通知に添付された購入券の各組每の配給一覧を見ると、ほぼ2戸に1包の割合で配当されています。
 通知の中で、配当量が少ない、用紙節約などの文言があり、食糧、物資とも厳しい状況であったことがわかります。


 昭和十八年九月十日
                社 町 役 場
社区長 殿

  九月分牛肉購入券送附ノ件

九月分食肉(牛肉)左記ノ通リ配当シ別紙ノ通リ購入券送附候条
一括購入ノ上配当シ配分相成度此段及通知候也

   記

一、貴区割当量 一二、七〇〇匁(五〇匁包六五四包分)

一、配給基礎  人口ニ依ル(然レ共配当量少ナキタメ従来ノ慣例トスルモ可)

 註「用紙節約ノタメ一括購入券トセリ御了知相成度」
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 庭の山椒を食べるキジバト | トップ | 昭和18年-佐保神社祈願祭... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事