ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和18年-金属非常回収で文鎮や戸のレールも

2015年03月07日 04時47分24秒 | Weblog
 昭和18年(1943)の夏、当時の社町社(現加東市社)の部落常会の文書綴の中に「金属非常回収」についての文書が綴じられています。
 当時、戦局が厳しくなるなか、物資不足のために金属回収が行われていましたが、官公署、神社仏閣などを対象として金属回収を行うことを通知したものです。擬宝珠や戸のレールも回収対象になっていたとは驚きました。

一、金属非常回収ニ関スル件

1.供出月日及集積場所  七月二十一日 本町役場前

2.供出者ノ範囲     官公署、神社仏閣其ノ他一般

3.回収物件ノ範囲    鋼鉄鉛ヲ材料トスル右記物件ヲ対象トス
             但シ従来特別回収ニ於テ供出洩レ残存セルモノハ此ノ際整             理供出スルコト


           記

イ 日除物金物  ロ せん風器  ハ ストーブ  ニ 看板広告板  ホ 蝶番

ヘ 戸ノレール  ト 神社仏閣唐金擬宝珠  チ 鉛  リ 文鎮  其ノ他 
 
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