昭和19年(1944)5月、社町(旧社町、現加東市の社小学校区域)の常会における5月の徹底事項の中に、「空地利用で食糧の大増産」が挙げられています。その説明資料が綴じられており、紹介します。
学校の運動場も耕してイモを作ったという話は親の世代や先輩からよく聞きました。昭和19年頃には食糧事情も相当きびしくなっていたのでしょう。南瓜の立体作りで屋根や軒先で栽培できると呼びかけが行われています。
「空地利用で食糧の大増産」
食糧の増産に国を挙げて努めなければならぬ時です。たとへ都会地でも工夫さへすればいくらでも空地利用の余地があります。今年はあらゆる空地を増産に役立たせるため都会地では二万町歩農村では十六万五千町歩の空地を利用して雑穀、蔬菜、藷類等の大増産をやりぬかなければなりません。特に都会地では屋根軒先などを利用する南瓜の立体作りで三千九百万本を植へることが期待され一本当たり二貫とれるとしても七百八十万貫はとれることになり、蔬菜などの不足を立派に補っていけます。
学校の運動場も耕してイモを作ったという話は親の世代や先輩からよく聞きました。昭和19年頃には食糧事情も相当きびしくなっていたのでしょう。南瓜の立体作りで屋根や軒先で栽培できると呼びかけが行われています。
「空地利用で食糧の大増産」
食糧の増産に国を挙げて努めなければならぬ時です。たとへ都会地でも工夫さへすればいくらでも空地利用の余地があります。今年はあらゆる空地を増産に役立たせるため都会地では二万町歩農村では十六万五千町歩の空地を利用して雑穀、蔬菜、藷類等の大増産をやりぬかなければなりません。特に都会地では屋根軒先などを利用する南瓜の立体作りで三千九百万本を植へることが期待され一本当たり二貫とれるとしても七百八十万貫はとれることになり、蔬菜などの不足を立派に補っていけます。
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