9月1日の早朝、まだ空は曇っていました。ウォーキングで社の街を歩いて上本町までやってくると、善龍院から東に入ったところに上組の太鼓屋台倉があります。例年だと9月の半ばから夜になると屋台の飾り付けや乗り子の子供たち、保存会の青年らの太鼓練習が始まりますが、今年も佐保神社の秋祭りは中止となり、扉は閉まったままです。
しばらく歩いていると、どこかから美しい鳴き声が聞こえてきました。イソヒヨドリの声です。高い所に止まり、その美しい声を遠くまで届かそうと鳴き続けます。きょろきょろと声のする方を探すと、いました。2階建ての店舗兼住宅の高い屋根の上で鳴いていました。光が足らず、美しい色ははっきり見えませんが、しばらく立ち止まって鳴き声を聞きました。