「婦人会」という名称を近頃は聞かなくなりました。女性部とか、女性会という名称に変わっていたり、無くなっていたりします。今あるのは、市単位の連合婦人会です。
日本に婦人会ができたのは、明治から大正時代にかけてだったということですが、地元の知人の家に保管されていた文書の中に、社町社婦人会に関するものがありました。※社町社は旧社町の社地区で、現在の加東市社にあたる
一つは、会則草案、もう一つは幹事推薦状です。推薦状の日付が大正十一年三月一日になっていることから、この頃には婦人会があった、もしくは創立された頃と言えるのでしょう。
会則草案には、第二条で、会の目的が次のように記されています。
本会ハ婦人ノ自覚ヲ促シ婦徳ヲ涵養スルヲ以テ目的トス
母の時代には、町内会に婦人会がありましたが、今はもうありません。現在の市の連合婦人会は、個人加入だと聞いています。