ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和20年-用箋に記入された勤労作業の氏名

2018年09月01日 06時23分07秒 | Weblog
 昨日は、昭和20年終戦直前の勤労奉仕作業等の割当についての文書を紹介しましたが、社区の「参考綴」の末尾には、出役に出た人の名前や人数が記入された文書が綴じられています。
 社町社区事務所の用箋に「うずら野渋谷隊への出役表」と標題があり、社区の組每、5月から7月にかけての日付と人名が小さな字でびっしりと書き込まれています。
 八組(中田町※現加東市社3区の中田町町内)の欄には男性20名、女性10名の名前が欄外まではみ出して書き込まれています。その名前は読んでみると、すでに故人となられていますが、私が小さい頃には居られた懐かしい人の名前がありました。
 8月15日の終戦の直前、郷土においても、こうして鶉野飛行場や高岡、嬉野の陸軍や海軍の工場に勤労作業に多くの人が出ていたことを教えてくれる貴重な一枚です。
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