14日(土)、加東市東条公民館で加東市子どもチャレンジ教室の茶道教室のありがとう茶会が開かれました。
子ども茶道教室には40人の子どもが参加し、月1回の茶道教室でお点前やおもてなしの心を学んできました。夏にはゆかた茶会、そして、今回は仕上げのありがとう茶会が開かれ、家族や招待客の前でお点前を披露し、お茶でもてなします。藤原茂子先生(88歳)の指導で子どもたちはお点前を披露します。2時間ぐらいの正座はちゃんとできます、という先生の言葉におどろきました。正座や和菓子さえ日常生活では縁遠くなっている子どもたちですが、お茶ともてなしのこころという日本文化を体験しながら学ぶ機会は貴重だと思いました。
会場には地元吉井の方の古いひな人形が飾られていました。兵庫教育大学に留学しているケニアの方が飛び入りで子どもと一緒にお茶をたてました。こうした国際交流ができるのも素晴らしいことだと思います。
タタミゼ効果という言葉を本で知りました。フランス語ですが、日本語を学習したり、日本へ留学したりした人は、やさしくなったり、思いやりが出てきたりするなど、変化が出てくることがあり、そのことを「タタミゼ」すなわち日本びいき、になったというらしいのです。タタミは畳です。それだけ日本文化には感化力があるということです。子どもたちはきっと茶道の体験を通して、落ち着きや思いやりの心や態度が生まれたことと思います。