上の写真は、加東市社にあった八志路幼稚園の園舎です。昭和10年代の写真ですが、昭和30年代、私が小さかった頃の記憶にある幼稚園の懐かしい風景と変わりません。
八志路幼稚園は、大正3年(1914)、社町有志が御大典記念事業として創立したもので、はじめは三階旅館(加東市社)を借りて園舎とし、佐保神社の境内を遊び場として始まったそうです。園舎が上町に建築されたのは、大正7年のことで、清水寺が経営し昭和53年まで続いた私立幼稚園です。
私は3年間社保育園に通いましたが、八志路幼稚園は家からすぐ近所だったので、よく遊びに行きました。田圃の畦を通って、生垣の隙間から園庭に入り、セミを捕ったりして遊んだ日々を懐かしく思い出します。
現在、幼稚園があった場所には、下の写真のように5階建てのマンションになっています。