神戸石(かんべいし)
加東市穂積地区に神戸石(かんべいし)とよばれる伝説の石があると聞いていました。用事で穂積地区を通る度に気を付けていたのですが、なかなか見つかりません。それもそのはず、神戸石は私が想像していたよりも小さな石で、集落の道路の電柱の脇にそっと置いてあるような感じの石だったのです。
神戸石にまつわる話とは次のようなものです。(『語りつぎたいふるさと滝野』より要約)
昔、穂積村におそろしく力の強い男がいて、力くらべをしては挑戦者を負かしていました。姫路や加古川まで出かけていってこの男に勝つ者はいませんでした。力が余ってどうしようもないこの男はとうとう大川(加古川)と力くらべをすることにし、流れの激しいところに入り、戸板を流れに立てて押し返しました。すると、流れが逆流し、とうとう大川との力くらべにも勝ってしまいました。そこで、川原にあった重さおよそ300キロの大きな石をかついで村に持ち帰ってきました。
この男の名字が神戸(かんべ)といったので、この石が「かんべ石」とよばれたのでした。
という話で、各地にある力石の一つでは、といわれています。こんな話ですからさぞかし神戸石は大きいものという先入観ができあがってしまい、見過ごしてしまっていたわけです。
ある日、その神戸石の近くの方からお話を聞くことができました。神戸石は半分が地下に埋まっており、したがって地上に出ているのは半分だったのです。小さいと感じたはずです。本来は高さが約1メートルぐらいあるそうです。
加東市穂積地区に神戸石(かんべいし)とよばれる伝説の石があると聞いていました。用事で穂積地区を通る度に気を付けていたのですが、なかなか見つかりません。それもそのはず、神戸石は私が想像していたよりも小さな石で、集落の道路の電柱の脇にそっと置いてあるような感じの石だったのです。
神戸石にまつわる話とは次のようなものです。(『語りつぎたいふるさと滝野』より要約)
昔、穂積村におそろしく力の強い男がいて、力くらべをしては挑戦者を負かしていました。姫路や加古川まで出かけていってこの男に勝つ者はいませんでした。力が余ってどうしようもないこの男はとうとう大川(加古川)と力くらべをすることにし、流れの激しいところに入り、戸板を流れに立てて押し返しました。すると、流れが逆流し、とうとう大川との力くらべにも勝ってしまいました。そこで、川原にあった重さおよそ300キロの大きな石をかついで村に持ち帰ってきました。
この男の名字が神戸(かんべ)といったので、この石が「かんべ石」とよばれたのでした。
という話で、各地にある力石の一つでは、といわれています。こんな話ですからさぞかし神戸石は大きいものという先入観ができあがってしまい、見過ごしてしまっていたわけです。
ある日、その神戸石の近くの方からお話を聞くことができました。神戸石は半分が地下に埋まっており、したがって地上に出ているのは半分だったのです。小さいと感じたはずです。本来は高さが約1メートルぐらいあるそうです。