「オラファー・エリアソン あなたが出会うとき」
金沢21世紀美術館 11月21日(土)~3月22日(月)
デンマーク生まれのオラファー・エリアソン(Olafar Eliasson)(1967- )による Your
chance encounter という、光を使った現代アートでもあまり見たことがないものである。
さまざまな光の投影、影をつくるしかけ、霧、色彩など、それらの一部はなじみがあっても、それらをなかなか凝ったシステムであっと驚く効果をだしたり、考えさせたり、しばしの時間の体験として見るものに残していく。
そして、浅はかな詮索を承知で言えば、北欧の温度の低い輝き、燃焼といった印象が残る。でも、せっかちな価値判断は避けよう。あとあと、見ておいてよかったということがあるかもしれない。
この美術館の構造、機能をベースに考えられた選択、展示のようである。
併設展示「広瀬光治と西山美なコのおしゃれな”ニットカフェ・イン・マイルーム”」が、毛糸の編み物でできた部屋(ソファー、花壇風カーペットなど)で度肝を抜いている。
特にオラファー・エリアソンを見に行ったのではなく、観光旅行で行って入ってみたらたまたま出会ったというもの。ただこの21日(土)は連休の最初でこの展示のオープンと重なり、かなりの混雑であった。
この美術館にはいつもこのパターンで入るけれど、おそらく5回目か6回目になる。