ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、パガニーニの主題による狂詩曲
ピアノ:アルトゥール・ルービンシュタイン、フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団
1956年録音
年齢をかなり重ねてからルービンシュタイン特にショパンを気持ちよく聴けるようになってきた。そして、この人のラフマニノフはあまり聴いてないと思って、この1枚。予想にたがわずブリリアントなところと程よい深みのバランスがよく、気持ちよく聴ける。ラフマニノフはこうでないと、、、
ステレオ初期だが、このころの米国RCAの音は悪くない。フリッツ・ライナーとのコンビはありそうなものだがそうでもないらしい。ライナーというひと、うまいが渋いという感じはあるけれど、あのヴァン・クライバーンとの協演でもわかるとおり、この種のものは得意だ。これもそうで、2曲とも曲の魅力と迫力を表出してあまりない。
パガニーニの方を聴くのは久しぶりだが、今回あらためて第16変奏からあのサビともいうべき第18変奏に入るところを聴くと、感に堪えず、ラフマニノフの才能に感心するしかない。これってベートーヴェン「英雄」の変奏部分で満を持したように現れるあれ、その部分に匹敵するといっていい。
ピアノ:アルトゥール・ルービンシュタイン、フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団
1956年録音
年齢をかなり重ねてからルービンシュタイン特にショパンを気持ちよく聴けるようになってきた。そして、この人のラフマニノフはあまり聴いてないと思って、この1枚。予想にたがわずブリリアントなところと程よい深みのバランスがよく、気持ちよく聴ける。ラフマニノフはこうでないと、、、
ステレオ初期だが、このころの米国RCAの音は悪くない。フリッツ・ライナーとのコンビはありそうなものだがそうでもないらしい。ライナーというひと、うまいが渋いという感じはあるけれど、あのヴァン・クライバーンとの協演でもわかるとおり、この種のものは得意だ。これもそうで、2曲とも曲の魅力と迫力を表出してあまりない。
パガニーニの方を聴くのは久しぶりだが、今回あらためて第16変奏からあのサビともいうべき第18変奏に入るところを聴くと、感に堪えず、ラフマニノフの才能に感心するしかない。これってベートーヴェン「英雄」の変奏部分で満を持したように現れるあれ、その部分に匹敵するといっていい。