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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

12日 習氏の外遊 中国の米欧分断に警戒が要る

2024-05-13 08:08:34 | 中国関連
GW中に中国の習近平主席は:
【今年初めての外遊で、フランス、セルビア、ハンガリーの欧州3か国を訪問した】と報じられました。
衆主席の不応の成果は「米中対立の長期化を見据え、中国としては今回の欧州訪問で西側の連携に 楔(くさび) を打ち込もうとしたのだろう」との評価が
有力なようです。EU委員会のフォンデアライン氏やドイツシュルツ首相らも「中国国外へデフレ拐取のための輸出攻勢を警戒し規制強化を口にしています」
プーチン大統領が近く中国を訪問するようで、露中の団結が強化されると米露対立に更に深刻な亀裂が走る気がします。
日本は極東における米国組ですからますます厳しい立場になりそうです。日米豪比 どこが信じられますかね? 心配です!

写真:マクロン大統領と(ネットから)

読売新聞オンライン:
米中対立の長期化を見据え、中国としては今回の欧州訪問で西側の連携に 楔(くさび) を打ち込もうとしたのだろう。米欧は改めて結束を固め、国際秩序の維持に取り組まねばならない。
 中国の習近平国家主席が、今年初めての外遊で、フランス、セルビア、ハンガリーの欧州3か国を訪問した。習氏が欧州を訪れたのは4年半ぶりだ。
 習氏とマクロン仏大統領は首脳会談で、今夏のパリ五輪期間中の「全世界での休戦」を訴える方針で一致した。ロシアが侵略しているウクライナや、中東で戦闘が続いていることを踏まえ、マクロン氏が訴えてきたことだ。
 マクロン氏はかねて、欧州が米国と一定の距離を取る「戦略的自立」を唱えている。習氏としては、ある程度マクロン氏に同調する姿勢を見せることで、対中包囲網を主導する米国にフランスが追従しないことを期待したのだろう。
 一方、首脳会談後の共同記者発表でマクロン氏は、軍事転用可能な製品の輸出管理を習氏が厳格に行うと「約束した」と述べた。
 ロシアは、中国などから半導体を始めとする軍民両用の物資を輸入し、兵器の製造に流用しているとされる。マクロン氏はこの点で、中露の接近をけん制したようだが、習氏は共同記者発表で、この問題には言及しなかった。
 中国は従来、軍事関連の輸出管理は「法に 則(のっと) り行っている」と主張しているが、その言葉を額面通りに受け取っている国は少ない。中国がロシアを事実上支える姿勢を見直さない限り、不信感を 払拭(ふっしょく) することはできまい。
 プーチン露大統領は近く中国を訪問する。中露首脳がこれまでと同様、両国の蜜月関係を誇示するだけに終われば、国際社会は中国への失望を更に深めよう。
 中国は「責任ある大国」を自任するのなら、ロシアに侵略停止を強く迫るべきではないか。
 習氏は訪仏後、セルビアとハンガリーを訪れた。対中警戒感が強まっている欧州にあって、この両国は、経済協力への期待から親中姿勢を際立たせている。
 セルビアでの首脳会談では、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の推進で一致した。ハンガリーの首脳とはインフラ整備などでの協力強化で合意した。
 中国からの投資は、欧州の中でも基盤整備を進めている国にとっては魅力的に映るのだろう。だが、経済を中国に全面的に依存すれば、外交や内政が中国の意向に左右される事態に陥りかねない。
(引用終わり)
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