王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

上海-昆明-ビエンチャンの国際貨物列車が運行開始

2023-10-10 08:20:31 | 中国関連
10日の投稿ですが、8日、中国雲南省昆明市で、東南アジアの果物やゴム、同省特産品を積んだ貨物列車が王家営西駅を出発したそうです。
何と82時間後に上海に到着する。上海から昆明を経由して東南アジアに通じるそうです。
同列車の別のカット(ネットより)

不動産開発のバブルが弾け「打つ手なしの習近平政権ですが、一方では一帯一路の一環で中国と南部の内陸国を結ぶ、政治路線は確り進めている(止まらない?)のですね。
同じ趣旨でRecord China が書いています。
中国ラオス鉄道は「一帯一路」(the Belt and Road)のシンボルプロジェクトとして、2021年12月3日の開通から今日までに、中国の25省(自治区・直轄市)が同鉄道の国際貨物列車を相次いで開通させた。今年は10月3日時点で、同鉄道が輸送した貨物は累計2680万トン以上に達し、貨物の種類は2700種類以上に増え、輸送の範囲はラオス、タイ、ベトナム、ミャンマーなど「一帯一路」を共同建設する12の国・地域に広がった。(引用終わり)
昆明から上海迄48時間も掛けて東南アジアの果物やゴム、同省特産品を積んで帰り便で「中国の雑貨をいくら積んでもペイしないのでは?」と記事を見た瞬間思いましたが、政治路線で「内陸国家さらにその先の沿岸国を北京の庭先に変える平和コストだと思えば安いもの」なのかもしれません。

写真:上海-昆明-ビエンチャンの国際貨物列車が運行開始© 新華社

新華社通信:
 【新華社昆明10月10日】中国雲南省昆明市で8日、東南アジアの果物やゴム、同省特産品を積んだ貨物列車が王家営西駅を出発した。82時間後に上海に到着する。上海から昆明を経由して東南アジアに通じる「滬滇・瀾湄(上海・雲南・瀾滄江メコン川)線」の国際貨物列車が正式に運行を開始した。
 同線は中国ラオス鉄道と上海昆明鉄道を利用し、上海-昆明-ラオス・ビエンチャンの往復運行を実現している。列車の運行は上海・雲南協力の新たなモデル事業でもあり、中国の東部沿海、内陸、西部辺境各地域と東南アジア諸国市場を連結。中国ラオス鉄道の輸送力を高め、貨物輸送コストを引き下げ、沿線地域の経済発展を力強くけん引する。(記者/孫敏)
 (引用終わり)

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