日曜日辺りから自民党の総裁選候補が絞られてきて、各紙が世論調査を発表しています。国民向けアンケートでは、行政改革相の河野太郎氏がワクチン行政で関心も高いようで断トツ1位のです。2位は元幹事長の石破氏そして3位が前政調会長の岸田氏とあります。その中で自民党支持者の支持は1位河野氏、2位岸田氏そして3位が石破氏と世間一般と自民党支持者の間では2位と3位が入れ替わっています。別紙では石破氏は15日の派閥の総会で河野支持を表明すると報道されています。
石破氏の河野支援が実現すれば、総裁選1回目に過半数をとり首相へに道をまっしぐらかも知れません。マスコミが町の人が河野像をコメントするのを紹介してますが「ワクチンで活躍した」「堅い所と面白い所が共にあり、期待できる」「若いから何か変わるかもしれない」とか割合に好意的に見ています。
それはそれで、その様に見えるから国民一般はそう見る事は結構でしょう。
但し、彼の責任では有りませんが、彼の父方の祖父「河野一郎氏」と父親の「河野洋平氏」には政治家として心に刻んでおかなければいけない「国民に対する間違いが有ります」
河野一郎氏は鳩山一郎首相(民主党鳩山由紀夫氏の祖父)、重光葵外務大臣の政権下で「サケマス漁業交渉」の為、モスクワを訪れていました。
詳しくはここをクリック⇒1956年5月9日、時の農林大臣河野一郎(洋平の父、太郎の祖父)はモスクワのクレムリン宮殿にブルガーニン首相を尋ね新関書記官を一人残してブルガーニンと公式記録の無い単独会談をしているのである ソ連側はブルガーニン首相、イシコフ漁業相、フェデレンコ外務次官、通訳はアデルハーエフ参事官であった。
この時の内容は判らないが同年8月18日 ロンドンソ連大使館で重光外相がシェピローフ外相を訪ねた。 雑談に入って重光は国の恥をさらす事を覚悟で河野・ブルガーニン会談の内容を問いただした。 シェピローフは以下のように答えている。
「ハボマイ・シコタンは本来ソ連領であるが、ロンドンでの交渉で日ソ国交回復の為に、敢えてソ連が譲歩して日本側に引き渡すことにした。 これに対し日本側はさらにクナシリ・エトロフを返せと言い出し、このためにロンドン交渉は中絶した。 クナシリ・エトロフはすでにソ連領として確定しており、この原則はソ連は絶対に変更できない」これに対し河野さんは「ブルガーニン首相の今の提案は理解しうるものであり、かつ実際的なものであって、我が方として受諾しうるものとして評価する」というもので、必要ならば議事録を取り寄せてお見せできるというものであった。
翌19日重光はリージェントパークの米国大使公邸にダレス国務長官を訪ねた。
そこで重光が知った事はアメリカの「日ソ交渉において日本は南樺太と千島列島の帰属を決める事はできない」という基本態度であった。
この態度はいろいろな観点から検討され文書として回答された。
それが9月13日東京とワシントンで同時に発表されたものである。
要約すれば「日本はサンフランシスコ条約で放棄した領土に対する主権を他に引き渡す権利を持っていないのである」
「エトロフ・クナシリは常に固有の日本領土の一部をなしてきたものである」
これがアメリカと日本の最終結論となった文章である。
この時の内容は判らないが同年8月18日 ロンドンソ連大使館で重光外相がシェピローフ外相を訪ねた。 雑談に入って重光は国の恥をさらす事を覚悟で河野・ブルガーニン会談の内容を問いただした。 シェピローフは以下のように答えている。
「ハボマイ・シコタンは本来ソ連領であるが、ロンドンでの交渉で日ソ国交回復の為に、敢えてソ連が譲歩して日本側に引き渡すことにした。 これに対し日本側はさらにクナシリ・エトロフを返せと言い出し、このためにロンドン交渉は中絶した。 クナシリ・エトロフはすでにソ連領として確定しており、この原則はソ連は絶対に変更できない」これに対し河野さんは「ブルガーニン首相の今の提案は理解しうるものであり、かつ実際的なものであって、我が方として受諾しうるものとして評価する」というもので、必要ならば議事録を取り寄せてお見せできるというものであった。
翌19日重光はリージェントパークの米国大使公邸にダレス国務長官を訪ねた。
そこで重光が知った事はアメリカの「日ソ交渉において日本は南樺太と千島列島の帰属を決める事はできない」という基本態度であった。
この態度はいろいろな観点から検討され文書として回答された。
それが9月13日東京とワシントンで同時に発表されたものである。
要約すれば「日本はサンフランシスコ条約で放棄した領土に対する主権を他に引き渡す権利を持っていないのである」
「エトロフ・クナシリは常に固有の日本領土の一部をなしてきたものである」
これがアメリカと日本の最終結論となった文章である。
1945年米英中ソを中心に戦争をして負けた日本が戦後の米国の「戦争による領土拡大を認めない」との大戦略を理解できなかった鳩山氏と重光氏の「戦略眼の無さ」、河野農林大臣の「サケマス」交渉は手段なのに「領土放棄に問題をすり替えられた河野の無見識」は罪が重い。
次に、父親の河野洋平氏は1993年宮沢内閣の官房長官時代に宮沢首相の訪韓を容易にするため、ここをクリック⇒政府筋さえ事実無根だと調査を終えていた「14歳未満の朝鮮人少女を万人の単位で売春婦として日本国家が強制徴用したとの嘘」を認める官房長官談話をして今日まで続く日本の恥の元を起こした張本人です。
血筋とか血統と言う気は有りませんが、情報の収集に偏りが有り、人の言う事を良く効かない性格は似るところがあるかも知れません。
自民党総裁を決めるのは自民党員394人と国会議員394人の投票による訳で一般日本人は直接関われませんが、そういう一族だと知って河野太郎氏について知った置く事は今後の大事な判断材料となると思い記しておきます。
写真:自民党総裁選に向け、支持獲得に向けた動きを続ける(左から)岸田前政調会長、高市前総務相、河野行革相=13日
共同通信:
河野太郎行政改革担当相は13日、自民党の石破茂元幹事長を国会内の議員事務所に訪ね、立候補を表明した総裁選での協力を要請した。「総裁選後には衆院選がある。私が首相に就任したら、挙党態勢を構築したい」と述べた。石破氏は返答しなかった。会談後、石破氏は自らの総裁選出馬の是非に関し「残っている時間は長くない。さらに深く考えて結論を出したい」と記者団に語った。岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相も、支持獲得に向けた動きを活発化させた。
河野氏は会談に先立ちTBS番組に出演。石破氏との連携を問われ「考え方に共鳴してくれる人ならば、どなたでも支援をもらう」と語った。
(引用終わり)