王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

渡辺副総裁に民主党不同意

2008-04-09 08:11:28 | 社会
渡辺副総裁に民主不同意 白川日銀総裁9日に決定(共同通信) - goo ニュース

昨夜報道ステーションを見ると司会の古館氏が深刻な声で「世界経済がサブプライム問題などで大変な時に日銀総裁人事を政争にしていて良いのか?!」見たいな発言をしていた。
どうやら民主党が「白川氏の総裁昇格には賛成」だが「渡辺副総裁には同意しないと決めた」とのニュースの様だ。

9日の衆参本会議の採決に掛けられるが「副総裁人事」は参院で野党多数であるから否決される可能性があるという事だろう。

11日のG7を前に日本は「総裁不在で臨む不面目は避けられたが国内に火種を残した」かもしれない。
解説では民主党内に「渡辺容認派は多数であるが小沢代表の反対で同意しない」と決まったとしている。
今日の参議院では民主党の一部が造反(同意する)分子が出る事を予想する解説が付いた。

そうでなくても共産党、社民党、国民新党の意向と良く摺り合わせをしないと参院での過半数が危うい筈だ。その上民主党内から造反分子(同意しないまでも本会議を欠席、中座、白票等の行為が出来よう)がでれば不同意が通るかは怪しい。

爺が考えたのは:
その1:同意されるのを見越した上で反対し反小沢派を炙り出す。混乱の責任を問われれば自民党の一部と手を組むサインを出す。
その2:不同意になれば党内の同意派を責めて混乱の責任を問う。これも分裂の明快なサインとなる。
その3:民主党の分裂を見極めた与党は小沢派との連立をテーブルの下で模索して手ごたえを感じれば衆議院を解散する。
その4:民主党の分裂に見えたのは小沢氏の書いたシナリオで分裂した振りをして見せただけ。解散総選挙では民主党が過半数を取る。権力には旨みがあるので今の与党が割れ自民党も割れて小沢氏に擦り寄る。小沢氏はにんまりと笑う。

さあどうなるで有りましょう?
今日の結果が待ちどおしいですよ。

追記:午前の参院本会議では6票差で渡辺氏は同意を得られませんでした。造反が出ましたね。後4人でした。
自民党と民主党 どちらに国民の非難が集まるでしょう。多分民主党が支持率を下げそうです。


共同通信:
民主党は8日夜、小沢一郎代表ら幹部が日銀人事への対応を協議、白川方明副総裁の総裁昇格案には同意するが、前財務省財務官の渡辺博史一橋大大学院教授の副総裁起用案には不同意とする方針を決めた。衆参両院が9日の各本会議で人事同意案を採決するのを受け、政府は白川総裁任命を閣議決定する。日銀総裁空席という異常事態は3週間ぶりに解消されるが、渡辺副総裁案への不同意で不正常な状態はなお続く。(引用終わり)
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