王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

安保理 対北朝鮮決議案 採択

2006-07-16 08:43:40 | 政治
対北朝鮮決議を採択 全会一致、国連安保理 (共同通信) - goo ニュース

朝の散歩から戻ってTVをつけると明け方国連安保理事会で対北決議案が全会一致で採択され、その45分後に北の国連大使が受け入れ拒否を表明した所を映していた


共同の報道の抜粋:国連安全保障理事会は15日午後(日本時間16日未明)、北朝鮮のミサイル発射を非難し、ミサイル物資の移転阻止に必要な措置を取るよう各国に求める決議を中国とロシアを含む全会一致で採択した。経済制裁の根拠となる国連憲章7章の言及を削除したが、ボルトン米国連大使は北朝鮮が決議に従わない場合、安保理が「追加的行動」を取ると警告、伊藤信太郎外務政務官も決議は拘束力があると強調した。

続いてNHKの「日曜討論」でも外務副大臣が出て第一の話題になっていた
中ロ含めて全会一致の採択なので北に強いメッセージとなったと答えていた まあそうだよね 拒否権のある中ロを含めて合意をするのであるから国連憲章の第7条(経済的、軍事的制裁を含む)による制裁とする日本側原案は退けられた いいんだよ 日本の原案は100%ベース(言いたい事を全て盛り込めば)なのだから
国連安保理という国際政治ショーの場で今回は日本は良くやりました

司会者がミサイル発射が国際的関心から地域の関心へとややトーンダウンでないかと判り切った質問に副大臣はそうではないと無理な説明をしていたが
中ロの了解を得る以上世界的危機だなんて非難するわけが無いだろうに
昨日今日の現実をみればイランの核開発・ミサイル開発、イスラエルのレバノン侵攻・ヒスボラの反撃の方が今目の前の危機なのだから
イスラエルの非難決議案には米国が拒否権を発動した

続いての討論は自公対民共社で決議案採択の評価 これは各党プラスの評価をしていた
続いて「敵基地攻撃論」と「ミサイル防衛」について
自民党石破氏の「理論上ありうる」との説明に民社はトマホークミサイルによるピンポイント攻撃が有り得ようと一部賛成 公明党は自衛隊を攻撃軍に装備換えするには多額の金が必要と慎重論 但し自公は「ミサイル防衛は前倒ししても」と積極的 共社は外交努力による解決を主張する

国連決議を聞き入れない隣国との付き合いをいきなり「ミサイル防衛」の強化で対応を考える与党は「通常兵器での抑止力向上を考えよう」との爺の主張とは2,3段議論が跳んでいるし「外交交渉で」とのみ主張する共社にも物足りない この議論は民社党の「トマホークミサイル装備」が現状に沿っている気がしたが 如何であろうか

さあ サミットだな 
コメント (13)
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