雑誌「正論」の6月号を図書館で借りて読んでいる その中に稲田朋美さんが「保守政党の指導者たりうるのは誰か」との小文を寄せている
彼女は昨年9月の郵政解散による衆議院総選挙で福井1区から自民党候補で立候補し3百数十票の差で当選した本格派の自民党議員であって大量当選の比例区当選の先生方とは筋目?が違う 当選以降自民党らしくないはっきりしている先生と好ましく見ていたが今回の記事を機に彼女のHPを合わせてみると大変な鷹派の様だ
稲田さんは弁護士20年の経験と議員半年の経験を踏まえ保守政党のリーダーの条件について語る
俗に言う「小泉チルドレン」の内有志34名で「伝統と創造の会」を立ち上げ彼女を会長として勉強会・研修会を開いている この「伝創会」は自分が保守であると自覚のある者に限られ「保守なる価値観」は以下の様である
その1:2千年以上も男系で継承された皇位の継承と神道を重んじる事
そこから派生する皇室典範改正による女系天皇には反対の立場である
その2:国立追悼施設の建設に反対の立場
というよりも後述の意見と併せれば靖国神社護持でありA級戦犯分祀には反対の立場である 又A級戦犯否定は当然東京裁判を認めない立場になる
その3:男女共同参画基本計画(俗に言うジェンダーフリーを強化する考え)には反対の立場であろう
以上の様な目から見て小泉総理が「ぶっ壊した」ものとはの小見出しで稲田さんは次の様に纏める
そもそも結党の精神・使命・政綱に述べられた「自主憲法(憲法改正)」「国民道義の確立と教育の改革(教育基本法の改正)」「自衛軍の整備」が結党40周年宣言では後退してしまったが昨年の結党50周年では大幅に結党の精神に戻っていると評価している つまり「自民党をぶっ壊す」とは立党の精神に戻り党を改革するとの意味なら含蓄のある言葉である
と彼女の解釈を述べている
この様な感性の人に今回提出された教育基本法の改正は自民党が保守と言えるかどうかの試金石であると捉えている 自民党が自公という立場で纏めた与党案に伝創会は譲れない点が2点あると指摘する
その1は前文に「日本国憲法の精神にのっとり」との文言を入れた事
そもそも自民党はこの憲法を変えようとしているのでないか何が(今ある)日本国憲法の精神かと怒る
その2は教育の目標について「わが国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」という文言だが態度など養っても心が伴っていなければ何にもならぬと厳しく批判する
教育基本法改正は60年間置き去りにされた日本人の心 を取り戻す為 祖国日本を愛する心 国を愛する心 という 心(という文字を)入れる事に意味があるのである
文部省は(心をいれるのは)内心の自由を侵害するとの批判を受けて(改めた)の文言だと説明しているらしいが日本の子供達に祖国を愛する心を教えるのに内心の自由など何の関係も無い
自民党部会の協議会で「愛国心」の代わりに「祖国愛」という言葉をとの議論があったが「祖国」という言葉は法律用語になじまないと衆議院法制局が言っているとのいきさつに一体立法権はどこにあるのかと怒る 官僚にその様な僭越なことを言われ納得する国会議員では駄目! 議員は立法府の一員なのだ
自民党にふさわしい基本法を制定しなければ保守政党の存在価値が薄れると危惧する
最後に保守政党のリーダーの条件を述べる
それは次の点で明確な言葉で政治哲学を語れる者がポスト小泉の条件である
保守とは
日本の伝統と文化を守ること 従って保守の中核は皇室と神道守ることにある
守るべきもの
靖国神社のA級戦犯分祀に反対する これを認めることは東京裁判の正当性を受け入れることになり太平洋戦争を戦った200余万人の英霊に対する裏切り行為である A級戦犯分祀についての意見はリーダーとしての国家感を知る上で極めて重要
(爺の補足:弁護士さんらしく東京裁判の不当性を細かく述べている 爺の意見はここでは長くなるから総裁候補論評の場で記述する 暇な方はエントリー靖国関連を見て )
教育と財政
「教育」は前述した様に教育基本法改正に心を表示せよと強調する
「財政」は他に比べて付けたしだが新リーダーは子供達の世代に負担を(巨額の債務残高)を先送りすることは避けなければならない
もう一つの安全保障
では最初の安全保障とは? 文脈から考えて日米安保体制(堅持)国軍の再建であろうが加えるにエネルギー戦略 特に原子力政策につき語る必要がある
間もなく8月15日 小泉総理最後の靖国参拝? 後継候補の立候補とブログネタが湧く様に起きよう その際は稲田さんの見解を基点に候補者の保守度を検証するのは有効であろう
この文章が稲田さんの見解と異なるとしたらそれは偏に爺の読み違えであります
ご宥恕のほどを
彼女は昨年9月の郵政解散による衆議院総選挙で福井1区から自民党候補で立候補し3百数十票の差で当選した本格派の自民党議員であって大量当選の比例区当選の先生方とは筋目?が違う 当選以降自民党らしくないはっきりしている先生と好ましく見ていたが今回の記事を機に彼女のHPを合わせてみると大変な鷹派の様だ
稲田さんは弁護士20年の経験と議員半年の経験を踏まえ保守政党のリーダーの条件について語る
俗に言う「小泉チルドレン」の内有志34名で「伝統と創造の会」を立ち上げ彼女を会長として勉強会・研修会を開いている この「伝創会」は自分が保守であると自覚のある者に限られ「保守なる価値観」は以下の様である
その1:2千年以上も男系で継承された皇位の継承と神道を重んじる事
そこから派生する皇室典範改正による女系天皇には反対の立場である
その2:国立追悼施設の建設に反対の立場
というよりも後述の意見と併せれば靖国神社護持でありA級戦犯分祀には反対の立場である 又A級戦犯否定は当然東京裁判を認めない立場になる
その3:男女共同参画基本計画(俗に言うジェンダーフリーを強化する考え)には反対の立場であろう
以上の様な目から見て小泉総理が「ぶっ壊した」ものとはの小見出しで稲田さんは次の様に纏める
そもそも結党の精神・使命・政綱に述べられた「自主憲法(憲法改正)」「国民道義の確立と教育の改革(教育基本法の改正)」「自衛軍の整備」が結党40周年宣言では後退してしまったが昨年の結党50周年では大幅に結党の精神に戻っていると評価している つまり「自民党をぶっ壊す」とは立党の精神に戻り党を改革するとの意味なら含蓄のある言葉である
と彼女の解釈を述べている
この様な感性の人に今回提出された教育基本法の改正は自民党が保守と言えるかどうかの試金石であると捉えている 自民党が自公という立場で纏めた与党案に伝創会は譲れない点が2点あると指摘する
その1は前文に「日本国憲法の精神にのっとり」との文言を入れた事
そもそも自民党はこの憲法を変えようとしているのでないか何が(今ある)日本国憲法の精神かと怒る
その2は教育の目標について「わが国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」という文言だが態度など養っても心が伴っていなければ何にもならぬと厳しく批判する
教育基本法改正は60年間置き去りにされた日本人の心 を取り戻す為 祖国日本を愛する心 国を愛する心 という 心(という文字を)入れる事に意味があるのである
文部省は(心をいれるのは)内心の自由を侵害するとの批判を受けて(改めた)の文言だと説明しているらしいが日本の子供達に祖国を愛する心を教えるのに内心の自由など何の関係も無い
自民党部会の協議会で「愛国心」の代わりに「祖国愛」という言葉をとの議論があったが「祖国」という言葉は法律用語になじまないと衆議院法制局が言っているとのいきさつに一体立法権はどこにあるのかと怒る 官僚にその様な僭越なことを言われ納得する国会議員では駄目! 議員は立法府の一員なのだ
自民党にふさわしい基本法を制定しなければ保守政党の存在価値が薄れると危惧する
最後に保守政党のリーダーの条件を述べる
それは次の点で明確な言葉で政治哲学を語れる者がポスト小泉の条件である
保守とは
日本の伝統と文化を守ること 従って保守の中核は皇室と神道守ることにある
守るべきもの
靖国神社のA級戦犯分祀に反対する これを認めることは東京裁判の正当性を受け入れることになり太平洋戦争を戦った200余万人の英霊に対する裏切り行為である A級戦犯分祀についての意見はリーダーとしての国家感を知る上で極めて重要
(爺の補足:弁護士さんらしく東京裁判の不当性を細かく述べている 爺の意見はここでは長くなるから総裁候補論評の場で記述する 暇な方はエントリー靖国関連を見て )
教育と財政
「教育」は前述した様に教育基本法改正に心を表示せよと強調する
「財政」は他に比べて付けたしだが新リーダーは子供達の世代に負担を(巨額の債務残高)を先送りすることは避けなければならない
もう一つの安全保障
では最初の安全保障とは? 文脈から考えて日米安保体制(堅持)国軍の再建であろうが加えるにエネルギー戦略 特に原子力政策につき語る必要がある
間もなく8月15日 小泉総理最後の靖国参拝? 後継候補の立候補とブログネタが湧く様に起きよう その際は稲田さんの見解を基点に候補者の保守度を検証するのは有効であろう
この文章が稲田さんの見解と異なるとしたらそれは偏に爺の読み違えであります
ご宥恕のほどを