Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「絶対の正義」はない

2018-05-01 20:49:21 | 国際・政治

2018=平成30年5月も、拙ブログを宜しくお願い致します。先月前半来、広島県下の離島にある刑務所を脱走した男性受刑者が、同月最終日の昨日、本土側の広島市内で身柄確保された。逮捕のきっかけは、直前まで当該受刑者が利用していた 公衆インター・ネット回線が使える飲食施設「ネット・カフェ」の従業員が、よく似た人物を目撃しての警察通報がきっかけだった様だ。まずは、直ちに適切な対応をされた 通報の方の勇気を称え、当該受刑者は 脱走の経緯につき、その全てを誠実に語る事。取り調べる警察側も、今回の様な脱走劇の再発を厳に防ぐべく、逮捕受刑者の供述の全貌を正確に把握し、今後の為のデータに 精緻に反映させる様願いたい。今回事件につき、法務大臣が地元へ謝罪に赴いた由だが、前述の事共を踏まえた、実効のある姿勢で臨んで頂きたいものだ。

本題です。これも先月来、複数の重要案件を抱え、又 総理や外相以下、重要閣僚が外国出張の要に直面しているにも関わらず、国会審議が停まっているのはご存知だろう。安部政権を巡る、森友・加計両学園の土地取得や認可などに絡む不良な疑惑や、現職上部官僚による性的嫌がらせ嫌疑、それに自衛隊の日報に関しての不適切とされる対応などで、安部政権が 主要野党の一部閣僚辞任要求に応じなかった為、審議拒否の決行に至ったとされるもの。確かに、安部政権の対応不足は一定事実だろうが、対する野党各党に 国民市民を得心させる程の大義があるのかと言えば、それは違うだろう。この件は、日本国憲法の規定とも関わるので、以下に関連条文を引用しておきたい。

第14条 1,すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

     2,華族その他の貴族の制度は、これを認めない。

     3,栄誉、勲章その他の栄典は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。

第31条 何人も、法律の定める手続きによらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。

第38条 何人も、自己に不利益な供述を強要されない。(自己負罪拒否特権=黙秘権規定。黙秘権の告知は、憲法上要求されていない)

    強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。

    何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。(条文ここまで)   

例えば、森友文書改竄問題に際し証人喚問された 佐川元理財局長にもこの規定が適用され、同元局長は多くを語らなかったとされる。「ゼロ回答」と揶揄もされるが、前述の第38条規定は、上級官僚といえども適用の対象であり、その人物の立場を危うくする様な供述の強要は、憲法上許されないはずだ。「例の 6野党」はその規定を知りながら、森友学園向けの土地案件の大半が動いた後に着任した 佐川元局長に的外れな証言を要求したと言える。常日頃「一時一句も変えるな」と声高に言い立てる日本国憲法の趣旨を 自勢力の方が蔑ろにしているという事だ。そも黙秘権は、左派野党が「濫用」とまでいえるレベルで頻繁に使っているではないか。こんな事で「絶対の正義派面」をされても白けるだけだ。 勿論、第14条「法の下の平等」に抵触する疑いも大きくある。

次に、今国会は「クレーマー国会」と言われ、大声で騒ぎ立てる 6野党の主要議員連中は、シンパとも言える 朝日新聞以下の左傾メディアの応援も得て 事ある毎に「安部(総理)が~ 」 「与党が~ 」と右派国粋勢力顔負けの騒ぎようだが、政権与党側の不祥事が 続けて明るみに出た事につけ込んだ「倒閣狙い 党利党略の為の印象操作」たる事は明らかだ。結局は「変わり映えしない寄せ集め」に過ぎぬ国民民主党結成に合流しなかった、旧希望の細野豪志、長島昭久両衆議の審議出席を見た 枝野立憲民主代表は「どうせあいつら 与党なんだろ」の見解を示された由だが、お二方の公正な姿勢から、何も学ぼうとしないのだろうか。恰も労働者のストライキ感覚で、長期に亘る審議拒否にこだわる姿勢こそ異常ではないのか。最早「クレーマー」どころか、憲法第31条も禁じる「リンチ国会」と言えるレベルかも知れない。

もう一つ、前述の事共に関し 辻元立憲民主国体委員長の「脅しでは?」との(与党向け)呟きを聞いたが、仮に事実だったとしても、今度ばかりは「脅される側にも非」があるのではないか。国会運営には、日割りで約 3億円、6野党審議拒否が 5月連休明けまで続けば、実に数百億円超の 国民の血税が空費される事になるのだ。その事を直視もせず、実質はただの政治思想闘争に狂奔する野党など、最早本来の健全な姿とは言えまいて。こんな不毛な動きを続けている政党のあり様は、世界広しといえど日本だけだ、との指摘も出ている。その事は、国民市民レベルでの「無関心のツケ」とも言え、大きな反省点だ。その事を弁えるにしても「例の 6野党」に「絶対の正義」などない。否、そんなものはこの世にそも存在しないはずだ。今回画像は、先月 岐阜・滋賀両県境で捉えた、見頃を終えようとする桜と 東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の競演であります。P.S 以下に、報道家 櫻井よしこさんが 前述の問題につき表された記事をリンク致します。 https://yoshiko-sakurai.jp/2018/04/26/7399

            

     

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