生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

不安でたまらないとき

2016-04-16 16:07:01 | 乳癌
熊本で激しい地震がありました。本当に心痛みます。
数年前、熊本に旅行へ行ったときのことを思い出しました。阿蘇山を案内してくださった親切なタクシーの運転手さんはご無事でしょうか。
時間がなくて見学ができなかった熊本城。外側からだけ見ただけでしたが、あの美しい城の一部が崩れかかっています。
家族や友人を失って失意の中にいる人たちが慰められますように。避難している人たちの
健康が守られ、必要な物が必要な人に届けられますようにお祈りします。

先日NHKの「あさいち」で、乳がんの再発、転移についての放送がありました。
乳がんのがん細胞は、進行が遅いので、10年たっても再発転移することがあると言っていましたが、それは最近わかったことではないと思います。
そのことは、わたしが乳がんになったころから知っていました。
もう12年も前のことです。

5年目、10年目が無事に過ぎたとき、「もう安心ね」と色々な方からいわれましたが、本当は、20年たっても安心できないのです。
「いつまで検査を受けなければなりませんか?」
と医師に聞くと、「乳がんは、きりがない」と言われました。
再発転移しても手術で切除すれば安心というものではありません。
医学が発達し、がんのメカニズムが解明してきたのに、まだがんを完治させることができないなんて……。

ときどき恐ろしくなります。不安でたまらなくなります。自分の体の中で起こっていることがわからないのです。わかっても、どうすることもできないのです。
そんなとき、祈ります。祈るしかありません。

細胞のひとつひとつを造ってくださった神様、わたしの髪の毛の数さえ知っておられる神様を思っていると、これまで生かしてくださった神様に感謝の気持ちでいっぱいになります。
神様がいちばんよいことをしてくださるのですから、再発転移したとしても、怖がることはないのです。
一羽の雀でさえ神様の赦しがなければ地に落ちることがないのです。ひとりひとりの人間のいのちもすべて神様の御手の中にあります。

聖書の言葉
「二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません。(マタイ10:29)
父というのは、天地万物を造られた神様のことです。




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2 コメント

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Unknown (melody)
2016-04-18 11:02:38
こんちには。私も今週、術後6年になり7年目に入ります。普段は忘れているけれど、体に不調があると不安に襲われ、ただ祈って神様に癒やして頂いてます。でも一昨年、昨秋と両親を天に送りいつか再会できる希望もあり、それまではこの地上で神様に仕えていきたいと思っています。お互い神様に導かれながら歩んでいきましょう。
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melodyさんへ (文香)
2016-04-18 19:54:27
コメントありがとうございます。

術後6年になられたのですね。
がん患者の多くが体調に不調があると不安に襲われるようです。

でも、祈ることができ、平安を与えてくださる神様を知っている者は幸いです。

melodyさんの健康が支えられますようにお祈りします。
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