月曜日に母が来て泊まりました。毎年12月になると、パソコンで年賀状を作ってほしいといってやってきます。気に入った年賀状の図柄がみつかったので、母は喜んでいました。
ゆっくりしていってと言ったのに、年賀状が印刷できると一泊しただけで帰って行きました。食前の祈りに心を合わせてくれたことがうれしかったです。
今日は手術記念日です。
7年前の今日、乳がんの手術を受けました。8年目に入った心境を書きます。
もう7年経ったという気持ちと、やっと7年という気持ちが同居しています。
ふつう、癌は術後5年たてば再発転移の心配はなく、安心と言われます。薬や検査も5年で終わる人が多いようです。
でも、乳がんは10年は再発転移のリスクがあるので気をつけて下さいといわれます。同じ乳がんでも初期の方や、リンパ転移のない方、65歳以上で乳がんになった方のリスクは小さいようです。
わたしは、リスクが大きいので10年は薬を飲んだ方がよいと言われ、現在3か月に一度通院し、アロマシンを飲んでいます。エコーやマンモの検査は1年半に一度ぐらいになりました。
術後しばらくして主治医から「傷の方は順調に回復していますが、リンパに4つの転移がみとめられました」と言われました。リンパ転移とはどういうことなのか、そのときわたしは全くわかっていませんでした。
担当の看護師さんに主治医に言われたことをそのまま伝えました。看護師さんは『リンパ転移』という言葉を聞いたとたん、急に顔をくもらせました。その顔をみて、リンパ転移とは、ただならぬことなんだと思いました。
退院してからネットで調べると、3つ以上リンパ転移のある人の10年生存確率は4パーセントと書いてあり、強い衝撃を受けました。その数字は確かなものではなかったのですが……(現在は20年生存確率65~70%と出ているサイトがありました)
死の淵に立たされた心境でした。(当時の心境はわたしのHP「病気のこと」に書いています。)
幸い、今は健康が支えられており、乳がんになる前より体力があるような気がします。
再発転移の恐怖を感じてはいませんが、意識の下にはあるようです。
疲れたときなど、手術を受ける夢をよく見ます。この間は、ロス・アンジェルスの病院でで手術を受けることになり、ひとりで渡米した夢を見ました。英会話もできないのにどうして外国の病院へ行ったのでしょうか……?
乳がんで亡くなった方の話を聞くと身につまされて辛いです。死に対する恐怖はありませんが、癌が進行して苦しむことに対する恐怖はゼロとはいえません。
でも今は、不安で眠れないということはありません。眠りにつこうとするとき、平安が泉のように湧き上がってきます。聖書の詩編に次のような詩があります。
平安のうちに私は身を横たえ、
すぐ、眠りにつきます。
主よ。あなただけが、
私を安らかに住まわせてくださいます。
(詩篇4:8)
この詩編の作者と同じような気持ちになるのです。
信じる者の幸い。主にあるものの平安。どんな状態になってもだいじょうぶと言って下さるお方に委ねられる幸いをかみしめています。
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5年目クリヤーしたときお祝いをしようと友人が言ってくれたのですが、どうしてもお祝いする気持ちになれませんでした。
7年はひとつの峠ですね。
10年目クリヤーしたら、お祝い会したいです。
今年乳がんの手術を受けられたのですか……。抗がん剤治療はお辛かったでしょう。
どうかこれからの治療も守られてお元気になられますように。
melodyさんに神様からの平安が与えられますようにお祈りします。