生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

赦されて・・・・・・

2015-09-03 20:03:55 | 聖書から
これまで、このブログに「赦す」ということについて何度も書いてきました。
今日は、子どもたちへのメッセージから考えさせられたことを書きますね。

イエス様はたくさんのたとえ話をされました。その中のひとつに赦されたしもべの話があります。
王様から6千億円もの借金をしていたしもべ(召使)がいました。返済を迫られて途方に暮れていました。家や家族を売っても、とうてい返すことのできないお金額です。しもべは、もう少し待ってくださいとひたすら頭を下げました。その姿を見てかわいそうに思った王様は、すべての借金を帳消しにしてくれます。

喜んだしもべは、帰り道で100万円貸していた友人と出会います。友人は返すのをもう少し待ってほしいと頼みます。それなのに、しもべは彼を赦さず牢屋に入れてしまいました。
この出来事を知った王は、そのしもべを呼びつけて言いました。「お前が頼んだから、借金を全部帳消しにしてやったのだ。わたしがお前を憐れんでやったように、お前も自分の仲間を憐れんでやるべきではなかったか」
そして王は怒って、そのしもべを牢屋に入れてしまいました。

たとえ話が終わると、イエスさまは続けておっしゃいました。「あなたがたもそれぞれ、心から兄弟を赦さないなら、天のわたしの父も、あなたがたに、このようになさるのです。(マタイ18:35) 」

 このたとえ話の「王様」とは神様のことです。6千億円という途方もないお金、それほどの大きなわたしたちの罪を神様が帳消しにしてくださったのに……。わたしたちは、自分に対して他人がしたあやまち、罪を赦すことがなかなかできないのです。

前回も書きましたが、わたしは、小学生のとき、ガニウマというあだ名が付けられました。
当時は、そのあだ名をつけた男子とガニウマと呼んだ人たち全員を憎み、赦さないと思いました。

ところがです。中学生になったとき、わたし自身も人の心を傷つけるようなことをしてしまったのです。悪かったなあーと思っても、なかなかあやまれませんでした。ようやくあやまると、その人は 笑って「ぜんぜん気にしてないよ」と言ってくれました。
赦されるってなんて嬉しいことなのだろうと思いました。

イエス様は、6千億円の借金に相当するわたしたちの罪を赦して下さいました。十字架に架かってくださったのは、わたしたちの罪を赦すためだったのです。そのことを思うと、赦せないと言っている自分が恥ずかしくなります。

母は元気です。週に一度妹が来て母を買い物に連れて行ってくれます。車椅子での買い物も慣れてきたようです。
出かけると翌日、翌々日ぐらいまで疲れて調子が悪いのですが、元気回復して、また買い物に行きたいと言います。

これまでできていたことができなくなることで、落ち込んだりもします。でも、イエス様が共にいることを実感しているようです。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
平安 (J.J)
2015-09-07 14:06:47
こんにちは
身体の弱い文香さんの健康も不思議に守られ秋を迎えました。私も今日、乳がんと診断されました。神さまの導きを信じて歩ませていただきたいと思っています。
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J.Jさんへ (文香)
2015-09-08 11:56:24
J.Jさん。タイトルに平安と書いてくださったように、平安が与えられていることを感謝しました。
これからの治療のうえに御手が働いてくださること、主が最善をなしてくださることを信じてお祈りさせていただきます。
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