生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

がんの短歌

2011-08-11 17:14:44 | 乳癌
乳がんの治療で飲んでいた薬の影響(今は飲んでいないのですが)といえる症状が出て、昨日から体調不良でした。珍しく気持ちまで落ち込み、水曜礼拝も休んで寝ていました。今日も一歩も外へ出たくなく、……誕生日なのに憂鬱……とつぶやいていました。

PCを開くと、友人から嬉しいメールとメッセージが届いていました。紹介させていただきます。


お誕生日をさらに重ねることができためぐみを、主に感謝いたします。
「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました。(詩篇119:71)」
という心境を土台に、前向きで、やさしさとユーモアに満ちた作品を書き続けておられること、感謝です。
ごんたくんは、今や、文香さんにとどまらず、世界中で、主の素晴らしさをあらわす働きをするように、替えられていくと思います。


別の友人からは「幸せで愉快な1日!」を願う言葉がありました。

ユーモア、愉快 ……
なぜ今のわたしの状況とはかけ離れた言葉が贈られたのだろう……今のわたしに必要だからかな? と、思い巡らしました。

ごんたくんというのは、ブログにも書き、「生かされて・・・土筆文香」の病気のこと→癌患者としての心境3にも掲載していますが、わたしが勝手につけた癌の別名です。

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がんという言葉は、どうしても暗いイメージがあるので、別の言葉に置き換えてみました。
親の言うことをきかず、いたずらばかりする子どもを《ごんた》というのをご存知でしょうか? 方言かどうかわかりませんが、関西ではその言葉をよく耳にしました。

がんを《ごんた》に置き換えると・・・大腸がん、胃がん、肺がん、子宮がん、乳がんは……大腸ごんた、胃ごんた、肺ごんた、子宮ごんた、乳ごんたになります。

医師に「あなたは、胃ごんたです」と言われたら、「なーんだ、胃にごんたの細胞ができただけか」と深刻にならないですみますね。

「わたし、乳ごんたなんです」と言ったら、「ニュー(新しい)ごんたになったなんて、カッコイイ!」ってうらやましがられたりして・・・。


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それで今日は短歌を作ってみました。短歌はいままでほとんど書いたことがないので、短歌と呼べるものかどうかわかりませんが……。


がんのこと ごんたくんって 呼んでみて
いとしくなるよ わたしのごんた


神様が つくられたから いいごんた
わるいごんたは ひとつもないよ


乳ごんた 大腸ごんた 皮膚ごんた
名づけてみれば かわいくなるよ


へんちくりんな短歌を作ったら、愉快な一日になりました。

JCPのHP更新しました。ぜひご覧ください。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (melody)
2011-08-13 21:02:09
こんんちは。文香さんの言うとおり、がんというと暗いイメージですね。なるほど、乳ごんただと響きが違いますね。これから私もそう呼びます。実家に久しぶりに帰り、私の元気な顔をみて両親が喜んでいました。まだまだ親孝行しなければ、乳ごんたに負けていられないと、思いました。
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melodyさんへ (文香)
2011-08-14 16:37:58
コメントありがとうございました。

呼び方を変えるだけで、ずいぶんイメージが違ってくるでしょう。ぜひ『乳ごんた』と呼んでください。

ご実家に帰られ、ご両親に喜んでいただけたこと、感謝ですね。
melodyさんの健康が支えられますようにお祈りしています。
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